スーパーマーケットで
お買い物をしていると



時々ではあるけれど
幼い子が泣き叫ぶ光景をみかけることがある。







つい先日も
主人と買い物を終え
カート置き場に向かっている途中に



訴えかけるようにワンワンと泣いている
5歳くらいの男の子が目にとまった。






子供用のカートを指さし、
乗りたいと言わんばかりに一緒に来たであろうおばあちゃんらしき女性に訴えかけているようにみれた。




そのおばあちゃんらしき女性は
困ったように、


でも
なだめるという様子でもなく、
その子の手を引いて
駐車場の方へ歩いていかれた。





何があったのか状況も分からないから
私がどうこう思うこともないけれど、




そんな時いつも主人は言う。




「あの光景を見る度に思うけど、

うちの息子達は一切なかったなぁって。

ぐずったことも
泣きわめいたことも
なかったもんなぁ。」



この時も
主人は
そうポツリと言っていた。




「うん。
そうね。



たぶんね、
今思うんだけど



きっとあの子達は
私の悲しむ顔をみたくないし、
とにかく
私を困らせたくなかったんだと思う。」





私が言うと、





「うん、
そう。
そうだね。」











当時
子育て真っ最中の頃は
いろんな出来事が一度に来て
精神的に病んでた時で、




時折出てしまう表情が
思い詰めたものだったり
泣いてたり
悲しんでたりしていたのだと思う。







それを
まだ幼い子供達は
きっと見てたんだろうな。





だから
自分たちだけは




ママを
悲しませることだけはしない。





幼いながらも
私を守らなきゃ
って本能的に思ったんじゃないかと




なんとなくそう思わずにはいられない。






子供はよくお母さんのことをみてる。




お母さんが大好きだし、





お母さんを選んでこの世に生まれてきたから。






お母さんの笑顔をみるために
一生懸命
僕に
私に
何ができるだろう
って
ちっちゃい頃からずっとずっと
いつも考えてくれてる。






私は子供達のおかげで
人生で大切なことを学んだし、
鍛えられた。




私を母親にしてくれたことを
心から感謝している。





息子よ、
いつも優しくしてくれてありがとう。




感謝しています。





今日も幸せ。
おかげさま。
感謝。