我が家の次男ちゃんは、
中学2年生。



2月のある日
突発的にリンパが腫れ、
学校を休むことになり、



その日、
わたしが予定していたこと
全てキャンセルさせてもらい、
子供のそばにいることを決めた。





お腹は空くけど
噛む時や
口を開ける度に痛みがはしるようで、
なかなか思うように食がすすまない。



食べ盛りで、
食べたいのに
食べられない。



夜も寝れない。



それが3日も続いたから
私にあたってもいいようなくらいなのに、




何も言わないし、
あたるどころか




何かと私の手伝いをしようとしてくれるほど。





病院に行って、
処方された薬をのみ、
少し痛みが軽くなったのか、
表情が明るくなってきた。



そんなある日、
洗濯ものを干していると





「手伝いましょうか」



と、
不器用ながらも手伝ってくれたり、
(ほんと、この子は超がつくほど不器用)






きっと
自分が原因で
わたしが外にでれないことを彼なりに
気遣ったのだろう。





クラスメイトのほとんどが学校給食を利用している中、
毎日お弁当がある
ということを



この子があたりまえのことではない
とちゃんと心得ていると分かるのは、





「千恵子さん、
お弁当つくってくれて、
ありがとうございます。」



「とても美味しかったです」




という声掛けを
ちゃんとしてくれるから。




そして、
何より
いつも
どんなおかずを入れても
美味しくなくても
残してきたことが
ただの一度もない。





いつも
それはそれは綺麗に平らげてきてくれている。






この子も
自分のことだけでなく
背景を汲み取れる感性を
確かにもっているのだと
そう思う度に
ありがたさと
感謝に包まれる。






子供達の
ほんとにささいな言葉や
姿をみて
いちいち幸せを感じ、



我が身をもふりかえらせてもらえている











来年はふたりとも
卒業式。



この先どんな1年を過ごすのかな。