会社を辞める、その決意が固まりました。
休日を挟んで、その週はカウンセリングやシフトの関係で週の半ばまでは休みでした。
平日の朝、上の子の担任の先生から電話を頂きました。
「今日は午後から6年生のプロジェクトの発表があって、写真を撮ります。もし大丈夫なら、来れますか?
実は、子供たちには内緒なんですけど、○○先生(2年間お世話になった、移動してしまった先生)も来てくれることになっていて」
○○先生、上の子が大好きな先生でした。
「そうなんですね!私も今日は休みなので体温チェックします!頑張って行かせます!」
上の子にはサプライズは内緒にしつつ、写真撮りに行こう!と話し、時間まで家でゆっくり過ごしました。
登校後に、プロジェクトのため授業は無かったものの、念の為ランドセルも持ち歩き、体育館へ。シューズを履きに下駄箱へいく上の子。
ランドセルを持って先に体育館へいく私。
担任の先生に挨拶をすると
「良かったら観ていきますか?内緒ですよ」
と中に案内してくださいました。
先生方への発表だっだようで、椅子がいくつかあり、上の子と並んで観させていただくことにしました。
上の子を見つけたクラスの子が笑顔で走り寄ってくれて、皆の方へ連れて行ってくれました。
プロジェクトの始まる前の円陣に戸惑いながらも参加し、嬉しそうな顔をして私の隣に戻ってきました。
プロジェクトには上の子の役もありましたが、ほとんど練習に参加していないことや緊張で体調を崩してしまうかもしれないので、不参加で、観客として私と座っていました。
上の子のクラス。
この子達は、ほとんどが園の時からずっと見ている子達です。背が伸び顔つきも変わり声も変わってきていて、子供達の成長が良く分かります。
この子達のプロジェクトの発表会。
観客の前でイキイキ、ハキハキと話し演技する姿を観て。
涙が出ました。
なんで、ここに上の子が居ないの?
なんで、皆と6年生の最後を過ごせないの?
なんで、上の子だけ普通に過ごせないの?
…憎い。おじさんも会社も。
憎い、悔しい。
成長した子供達への感動と我が子に起きた異常への悔しさで、円陣を組んだあたりから涙が出できていて、席についた上の子は、そんな私を見て困った顔をしながら、ずっと手を繋いでいてくれました。
発表の間は涙がとまらず、ほとんどずっと目にタオルをあてている状態でした。録画をしていたので、声を押し殺すのが大変でした。
発表が終わり、○○先生が私の方へ来てくださって、
「お母さん、大変でしたね」
と声を掛けてくださって、また涙が溢れました。
発表会が終わり、○○先生に気づいた子供達が興奮、皆で歓談の時間になりました。
そのまま皆と下校することになった上の子をおいて先に帰宅しました。
その日一日はどうにも複雑な涙がとまらず、旦那には、発表会に感動したから、と話しましたが、一人になった瞬間に泣いたりしました。
次の出勤日には、退職する、絶対。
こんな会社とは早く縁を切る。
そう思いました。