どうにもならないこと
鬱病の症状の一つに自殺願望がある。
鬱病になりたての頃は、毎日、死ぬ事しか考えていなかった。
首吊り、飛び込み、落下、OD、車で壁に激突。
どれをとっても最期の姿は醜いと思う。
以前、透き通った男の子にマンションの入り口ですれ違ったことがある。
彼は確かに透けていた。
透けて後ろの景色が見えるというのではなく、
平面だったというのが近いかもしれない。
一枚の紙でできた人間だった。
顔には表情も無く、すれ違った瞬間に鳥肌が立ち、
何回も振り返ってしまった。
18歳くらいに見えた。
「なんか変だな?」と、気になり、
寒気がしたほどだ。
確か、あれは夏の終わり。
そう、半そでの白いシャツを彼は着ていた。
帰宅してから、彼がウチのマンションから飛び降りたことを知り、
もしかしたら、彼の人生で最後にあったのはワタシかな?と思った。
なぜ彼が飛び降りたのかは分からない。
すれ違ったときの彼には「魂」が無かった。
誰かに奪われてしまったのか、自分で捨ててきたのかも分からない。
何かに惹き付けられるように、ウチのマンションに来たのだろう。
今のワタシも平面な人間になっている。
いつ彼の後を追うか(全くの他人だけど)、そんな予感がしている。
自分の考え方で自分を苦しませる。
それは、心の橋本病と同じ。
自分で自分を破壊していく。
対処療法はあっても、根本的には治らないのかもしれない。
「マイナス思考」「後ろ向き」
こんな言葉で片付けられるほど、簡単なことではないのだ。
落差が激しい。
いや違う。いつも落ちているのだ。
自分の心は自分でしか分からない。
鬱病の症状の一つに自殺願望がある。
鬱病になりたての頃は、毎日、死ぬ事しか考えていなかった。
首吊り、飛び込み、落下、OD、車で壁に激突。
どれをとっても最期の姿は醜いと思う。
以前、透き通った男の子にマンションの入り口ですれ違ったことがある。
彼は確かに透けていた。
透けて後ろの景色が見えるというのではなく、
平面だったというのが近いかもしれない。
一枚の紙でできた人間だった。
顔には表情も無く、すれ違った瞬間に鳥肌が立ち、
何回も振り返ってしまった。
18歳くらいに見えた。
「なんか変だな?」と、気になり、
寒気がしたほどだ。
確か、あれは夏の終わり。
そう、半そでの白いシャツを彼は着ていた。
帰宅してから、彼がウチのマンションから飛び降りたことを知り、
もしかしたら、彼の人生で最後にあったのはワタシかな?と思った。
なぜ彼が飛び降りたのかは分からない。
すれ違ったときの彼には「魂」が無かった。
誰かに奪われてしまったのか、自分で捨ててきたのかも分からない。
何かに惹き付けられるように、ウチのマンションに来たのだろう。
今のワタシも平面な人間になっている。
いつ彼の後を追うか(全くの他人だけど)、そんな予感がしている。
自分の考え方で自分を苦しませる。
それは、心の橋本病と同じ。
自分で自分を破壊していく。
対処療法はあっても、根本的には治らないのかもしれない。
「マイナス思考」「後ろ向き」
こんな言葉で片付けられるほど、簡単なことではないのだ。
落差が激しい。
いや違う。いつも落ちているのだ。
自分の心は自分でしか分からない。