私は仕事が続かないダメ人間なので、これまで様々な仕事の面接を受けてきた。
とはいえ正社員で働くのは早々に無理だと諦め、20代半ばくらいからは、パートや派遣やバイトの面接ばかり。
本来はバイトやパートや派遣って、正社員の補助的な役割だったと思うのね。だから「フルタイムが当たり前」を前提とされるのは、ちょっと違うと思うの。
それなのに面接の時に「フルタイムでの勤務を希望しない理由が何かあるんですか？」「他にも何かお仕事してるんですか？」といった類の質問を、投げかけられることが度々あった。
「3～5時間程度でOK！！」と記載されている求人に応募しているのだから、短時間勤務を希望したっていいわけですよね。なのになぜフルタイムを希望しない理由なんて聞かれなきゃならんのだろうと、いつも不満に思っていたし、それは今でも変わらない。
この間受けた面接でも「週5日ではなく週4日勤務を希望される理由を差し支えなければ聞かせてください」と言われた。
もし私が結婚して子供のいる立場であったなら、このような質問をされることはなかっただろう。
「働き方の多様性」という言葉が近年では聞かれるようになったが、それでもまだ、子育てしていない者はフルタイムで働くのが当然！！といった考えが、根強いように思う。
子育て中の主婦であれば、「１日4時間・週3日を希望します」と言っても何ら不審がられることはないが、独身子無しがそれを言おうものなら、いぶかし気な顔をする人は多い。
人それぞれ理由があって、「1日〇時間・週〇日」と希望を述べているわけだし、そもそも「1日4時間程度でもOK！！」と求人広告に記載しているのだから、フルタイムを希望しない理由なんていちいち聞いてこないでもらいたい。
私は社保に入りたいと思っているので、最終的にはフルタイムで働きたいと思ってはいるが、慣れない仕事をいきなりフルタイムでやるときつくて辞めたくなってしまうので、「短時間勤務でも可」となっている場合には、まずは短時間から始めたいのだ。
普通に仕事ができて、フルタイムで働くのが当たり前な人からすると、まずは短時間から…って考えは「甘えてる」とか「ヘタレ」とか、思われるんだろうなぁ。。。