もう1年以上前のできごと。

世界一周中の元彼・スナイパーが亡くなったという知らせ・・・に、
彼がＨＩＶだったというおまけ付き。

この時の私の様子はどんな名女優にも簡単には真似できない。

だって私・・・臨・月・！

もういつ赤ちゃん生まれてもおかしくないのに
もしかしたらＨＩＶとかシャレになんない！

すぐに保健所の即日検査へ
GO・GO・55！

わざわざ電車を乗り継ぎ遠く離れた区の保健所にたどり着くと、
平日の昼間なのに満員御礼の大・盛・況！
待合室はゲ・イ・祭・り！！

49人のゲイとお腹パンパンの妊婦という空間はおそらく世界中でここだけ。
しかも誰ひとり笑ってないという異様な状況に
もう妊婦涙目。

いよいよ採血室に入ると
先生は
「妊婦検診の血液検査でHIVも調べてあるから大丈夫よ！」って言ってくれたが、
そんなの病院から聞いてないし、母子手帳にも書いてない。

採血→結果待ちの間はまたゲイに囲まれ、
お腹パンパンの妊婦がエイズかもって状態への好奇の視線に
また涙目。

結果・・・もちろん大丈夫だったんだけど
あんなに焦ったのは
遠足の弁当箱の中身がご飯だけだった時以来だったな。
水筒に熱々のカレー入ってたけど。

人生、平凡な中にも少しくらい刺激があったほうがいいと思って生きてきたけど
もういいやｗ

これからは家族とひたすら平凡な毎日を送りたいです。
生きてるって素敵！健康バンザイ！！

スナイパーは私と別れた後にHIVに感染したそうで
肺結核に感染してしまい
HIVで免疫が低下してたので亡くなってしまったそう。

HIVに感染していると
結核の発病率は７～１０倍に、
エイズを発症すると２００倍になるともいわれているんだって。

軍隊で鍛えたピンピン元気な20代の彼が
いきなり亡くなるなんて信じられないです。(享年26歳)

発症まで10年くらいかかる病気だと思ってたけど
最近のHIVは数ヶ月～発症するものもあるんだって。

初期に投薬を開始すれば発症を遅らせることができるといわれていますが
スナイパーのように突然最悪の事態が起こることもあるし
やっぱり怖いです。

感染地域はアジア。
おそらくラオスかタイでしょう。

感染経路は・・・
彼は性行為の際は必ず避妊具を使用する人だし
売春婦を絶対に買いません。

もしかしたら薬物使用時の感染かもしれない。
彼は私と一緒にいた間は薬物に手を出すことはなかったけど
過去に経験があると言っていました。

日本で長く性産業の世界にいた私でも
ＨＩＶは身近にいなかったし
誰かが発症したという話は聞いたことがありませんでした。

一生私や私の身近な人とは縁の無い言葉だと思ってた。
だから今回とてもビックリしています。

みんな気をつけてください。

とくに今現在、海外にいる人。
思い出作りも大切でしょーが
一時の快楽のために取り返しがつかないこともあるってことを
忘れないでください。

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バックパックの替わりに息子の人生を背負ってみたよ(´∀｀)

HIVの恐怖