怨み屋本舗　DQNな道路族一家にボコボコにされる話

「怨み屋本舗」という漫画を知っていますか？

過激な表現のある漫画なので賛否両論はあります。

 

今回道路族の事を栗原正尚先生が描いていたので私も気になりました。

私もというのは、道路族被害者の間で話題なので。

まとめサイトにも漫画が入っていましたし

私もこの漫画の紹介記事を書きました。

ここでも書きます。

 

↓栗原正尚先生のツイッター

https://twitter.com/showshow_jp/status/1650826385731227650?s=20

 

 

住宅地の向かい側に見た目😅な家族が引っ越してくる所から始まる。

 

煙草を吸うだけならまだ良いんですが、ポイ捨てという事を

子供の前で出来る親達。

 

 

子供達も自由奔放で、注意をされてもムカつくのみ。

大人を馬鹿にしている。

 

子供が色々な事をして、ついに親が登場。

子供の名前をキラキラネームにする親…は居ても良いのですが

DQNと思われる家の子供にそういう名前をつけるあたり、栗原先生も

こういう名前をつけるだろうと思っているのでしょう。

 

話しの腰を折る

言葉尻を捕らえる

揚げ足取りをする

いんねんをつけているとしか思えない返し

 

こうして彼らは会話をする気が無く

全く話にならない感じが表現されています。

 

 

子供のいない夫婦に平気でセクハラ的パワハラ発言を言う。

（ここまで単刀直入じゃなくても

「子供を早く産めよ」

「子供はいないのか」

というパワハラをするが、彼らはいけない事を

言っているとは全く思わない。

言われた人達は勿論怒っていますよ。

こういうパワハラ被害は結構多い。

不妊治療を何年もしている主婦は悲しくて寝込むかもしれません。

配慮無しの発言です）

道路族の発言は相手への配慮が全く無いので

そういう人がいると道路族だと思っています。

悪そうな人が、「悪い顔をしている」と言う。

 

言ったもん勝ち思考で、事実なんか知るかという教育が染みついているのだろう。

 

 

普通の人でも、とうとう「ふざけるなクソガキ」となりました。

 

続きは栗原先生の新作漫画で読んで下さい

 

嫌な計画を立てる頭の回転の速さがあるDQN家族。

こういう家族があなたの隣に引っ越して来たらどうしますか？

 

😲 別に私がこの漫画家に頼んで描いてもらったわけじゃありませんからね。

この漫画に怒る家族がいたらそれは栗原先生の考える道路族に近いという

事になります。

しかし、この家族に近いような道路族に悩まされ病気になったり

引っ越したりする被害者は年々全国に増えているそうです。

 

子供が普通に遊んでいるのなら、私は良いんですけどね…

この漫画を見ていると何かどっかで見たような人達だなという気がする。

全く同じというわけじゃ無いけれど、家に帰るのが怖い

みたいな。

そんな私の気持ちなんかお構いなしなのが道路族なんですけど。

 

栗原先生も家で一日漫画を描くタイプなので、どうしてもこういうタイプ

を悪辣に描いてしまうんだと思いますよ。

はっきりいって漫画家が嫌いな隣人ってこういうタイプなのでは

と思います。

決して私がチクったという事じゃないので報復をしないで下さい。

したら道路族ですよ。

 

 

 

↑違うところでの投稿文も一応載せておきます。

それでは、また🙇‍♀️

 

※見た目半グレ親子でも礼儀正しい人はいます。

 

しかし上記のような親子が全国にいて

子供が注意されると半グレ、反社的な親が

「ごぅらァ！うちの子供に何してんだ○ろすぞ！」

と近隣の人に脅すので…

注意も出来ないそうです。

子供も親の真似をして、すぐ

「○ね！」

と言うそうです。私の知っている所だけでは無い話です。

誰とは言っていません笑い泣き

そういう親子がいたずらをしたらどうするんですか？

政府の人にも言いたい。

 

 

道路族とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

立ち上がる他にもたくさん栗原正尚先生の漫画はあります。

ゴールデンウィークに読んでみてはいかがでしょうか。

道路族の漫画の続きはこのページ一番上の栗原正尚先生Twitterリンク先から読めます。

 

”グルーミングによる性犯罪の恐怖。子供を守るために知るべきこと”

昇天この事はもう何年も前から私も注意をしていた事です。

 

 

 

真にグルーミングを成功出来る人間は、性的な加害の部分さえなければ

とても面倒見の良い安心の出来る大人なのですよね。

 

そしてそういう事をしても好かれる。

 

それらを成功している人物は、多分死ぬまでやるのだと私は思います。

ジャニー喜多川もそれは死ぬまでやっていたと思います。

 

普通の大人が考えるSEX とは違うのです。

 

まるでお菓子をつまみ食いするように

乞うて止まらないのだと思います。

 

私がこのように断罪しても多分誰も信じないでしょうが。

 

ジャニー喜多川にいたずらをされたアイドルのなかには

「ジャニーさんが好き」

と言う子がいました。

しかし一生トラウマになる子もいます。

 

 

 

 

 

あと、関係が無い人間は

相手をした人間を多少なりとも

「自分のせいじゃないの？」

「ずるい」

と思うのでしょうが

 

「決してそれは言うな」

 

と言いたいです。

グルーミングを仕掛ける大人から逃げるのは

難しいことです。

すでに世の中で信頼を勝ち取っている加害者であったら

被害者のほうに多大な損害があったり、

被害者の信頼も無くなるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

じつは、普通に暴力的にレイプをする方がまだ

すぐに被害届けをだせると、私は思うのです。

 

それが出来ない状況なのです。

 

黙認されている集団に所属している場合

脱出するのが容易では無く。

引き止められる時はしつこく、時には

「裏切り者」

「恩知らず」

と集団に罵られ再起不能になる事にも……

←カルト団体に入ってはいけない

という自分のブログをコピペしました。

その内容と被りますが、実はジャニーズ事務所も同じようなところ

があると思います。しつこく引き止められたかどうかは知らないけれど。

他にも組織で隠蔽されている場合

被害者側が責められ病気になったり自死に追い込まれるかもしれません。

そして、その組織に長く所属している人間じゃないと分からない世界

だと思うのです。

 

 

世の中ではジャニー喜多川のような人間が良い身分で

高い地位で搾取を遂行している。

 

 

そして周りが黙認している

NHKや他の報道で

未成年に対する人権を守ろうと言っていた

としても、性的被害者を救おうと言っても

ジャニーズだけは知らないふり

臭いものに蓋をするなど共犯者と同じ事。

 

被害者をおい出し、雇ってはいけないのか？

そうでは無いと思います。

マスコミが長期間見てみぬふりをしていたから

「今更やれない」

となるのではと私は感じます。

 

 

 

ニコニコ被害を誰かに言えない状況というのは

やられている本人がその人間を信頼をしている

安心をしている人間だからというのもあります。

 

 

グルーミングが成功していればいるほど

 

その人にやられたことを警察に訴えたら

その人を裏切る事になるのかもしれないという

気持ちにさせられているのです。

「秘密なんだからね（笑顔）返事は？！」

と言われ

「はい…」

「よし、わかって偉い子だね。良い子だ」

という会話が行われて

もし誰かに話したら自分のせいでいやな事が起こると思います。

✳1

加害者が、被害者にケアをして誰かに告げ口をする意欲を無くす。

 

 

普通のSEXとは違うというのは

やっている方は精神的に満足をすれば良いので

肉体的に完結を求めず、加害者が好きな対象に性的な行為を出来たという事で

満足感を得られるのが重要なのだと思います。

 

父親が小さな娘にやる例では

指を性器に入れるそれだけでやめておこうとか

無理な事を初めからしない。

徐々に手なずけて

激しく嫌がる事をいきなりはしないと思いますよ。

その子に嫌われて寄ってこないし

違う人間に喋られると困ると、加害者は色々考えているので。

 

 

無気力ところで最近、娘を持っている母親が狙われているそうです。

全ての人間がでは無いでしょうが

小学生〜の娘がいる母親を狙って結婚をしたい

ロリコンがいるそうです。

SNSで出回っていました。

シングルマザーも、子供の事や生活の事で、早く新しい旦那を持たないと

と焦ると

生活が滅茶苦茶になる可能性があるので注意をして下さい。

 


 

アセアセ常習的な犯罪をしている男も狙っていました。
※これはグルーミングというより行き当たりばったりという気がするが
件数が多いからか。しかし多くの子供はやられるがままなのでグルーミングの手法を
自然に使っているのかもしれない。

 

 

 

 
 
＊最近というか…今調べたら
シングルマザーとの限定マッチングアプリを前澤社長が作ろうとして大批判をされて
いつの間にか終了したらしくその話しが目立っていたようです。
しかしそのような事は昔からあったのかもしれませんね。
シングルマザーだと簡単におちるという話をしている男性もいるみたいなので、御注意を。
 
 
 
 

そして、捕食者は何度もしないと気が済まないようです。

まさにお菓子を食べたい感覚なのだと思います。

妻や子供がいれば、妻はディナーとでも思っている

としか思えませんよ。

逆に子供の方が？？と言う場合もあるんでしょうか。

そういう男の気持ちはわからないので…

 

✳1

そういう会話をよくする人が全てあやしいという事ではありません。

グルーミングを駆使する人は、親や教師がよくやる言動を混ぜながら子供達に命令をします。

そして彼らから

「これはふたりだけの秘密だからね」

と言われるこの部分こそが重要なのだが

それは言われた子供にとっては

「自分にだけ？」

という嬉しい感情になるらしいし

命令にもなるらしい。

親や教師の中には、グルーミングを性的な事に使用する場合もある。

 

その他にも気づいた事があったらこのページで書き足すかもしれません。

 

ダウンジャニーズやグルーミングについて書いた他の方のブログです。

チェンソーマンとは何ぞや

 

 

 

 

チェンソーマン 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

チェンソーマンの１巻を読んで最初に思ったのは

「やけに絵がうまいなあ」という事でした。

絵だけじゃなく人物描写も上っ面だけじゃなくうまい。

 

藤本タツキさんは東北芸術工科大学を卒業したそうです…

入学試験の前から相当人物のスケッチをしただろうと思うので

そりゃ絵がうまいよと思いました。

 

そしてmappaが「チェンソーマン」をアニメ化。

「呪術廻戦」も視聴していたので、観ました。

ああmappaらしいなァ

と思いながら観ていました。

そして５巻の86ページあたりで終わってしまいました。

 

なので漫画をまたひたすら読む事になりました。

個性的なキャラが次から次へと登場するのでそれも

凄いなと思いました。

 

特に重要なのはマキマさんなんですけれど。

 

彼女はいつから？…最終的にどうしたかったのだろう

と考えると、

人類がやった事への修正をしたかったのでは？

という結論が出ました。

またはサロメ。

または…

 

チェンソーマン９巻を読んでいて途中で

「うわわわわわ」

という声が出そうになりました。

多分漫画を熱心に全部読んで、９巻を読んだ

読者のほとんどが、血のざわつくような気持ちになったと思います。

こういうエンターテインメントを漫画で出来る人間は珍しい。

 

 

そして私は、マキマが海に行き

デンジに電話をした後・・・くらいから↓を聴いていたので

漫画と合いすぎてドキドキしました。

またアニメで１部後半を製作する時は

これをかけて欲しいくらいです。

 

 

 

 

↓ちなみに９巻の天使の悪魔ちゃんが記憶を思い出したシーンは

これではないかと思います。

映画等のBGMは聴いた事のあるようなクラシックが使われることがありますが

下手な作曲家が作曲するよりは、山ほどある名曲の中から探して使ったほうが…

と思う時があります。

 

 

 

☕ちょっと気になった事

 

デンジは、キスをしたい少年で…

そして美人の方からキスされるんだけど

ことごとく手痛い目にあいますよね。

だけどその事でクヨクヨしないデンジ偉い。

 

コベニちゃんは最初の頃は、なんでここにいるの？と

読んでいる私でさえ思ったけど、良いキャラでした。

幸せになって欲しいです。

 

岸辺の存在。

 

 

🖌↓最近チェンソーマン関連でお絵描きをしたいと思い、

描いていたらこうなりました。

　マキマはこういった事はしないし、こんな場面はありません。

この数秒後この女の子と人類がどうなるのかという想像は

漫画を読んでいない人には出来ないでしょう。

そしてこの女の子は三鷹アサのようになってしまいましたが（制服）

アサはここには立たない。アサは優しい人間なので。

だけどアサは、コケピーの事でこんな局面に立たされましたけどね。

 

 

 

悪魔は冷酷だ。

しかし悪魔に負けず劣らず

人間も冷酷だという事を

藤本タツキは描いてくれている。

 

 

 

チェンソーマン 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

 

 

こちらのブログではチェンソーマンとは何ぞやという題名なので

もう少し続けます。

 

読者は分かっている事ですが

 

チェンソーマンの漫画に出る悪魔は

 

人間は何かに名前をつける

その単語なのです。

 

それは物の場合もあるし、観念的なものの名前だったりする。

そしてそれを人間が畏怖すればするほど悪魔の力が増す。

 

銃の悪魔

それは物の力だけじゃなくて、人間が恐れる概念としてのパワーでいったら

チェンソーより強いと思いますよね。

この世界にはチェンソーより強いパワーを持つ単語は多い。

なので不思議なんです。ほんと、実は何ぞやと言いながら分かっていません。

そしてマキマは単語狩りをして、理想的な地球にしたかったのでしょうか。

それなら何故岸辺はあの位相にいるのか。自分の意思か。誰かのcommandなのか。

 

 

結局まだ謎だらけなので藤本タツキさんの漫画をひき続き読まないと分からないのでした叫び

 

チェンソーマンアニメのオープニング

 

にやり米津玄師の歌は格好いいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松本零士さん追悼　そして世界に誇る町淵野辺

淵野辺駅のメロディーは銀河鉄道999なのです。

 

 

 

淵野辺駅からJAXAは近い。

と言っても歩くとJR横浜線淵野辺駅南口から出て1.5キロあります。

歩きが苦手な人はシャトルバスを使うのがお勧め。

JAXAに入った市民はどのくらいいるでしょうか。

実は木々に囲まれた所に建っているので分かりづらい。

中に入って道を歩くとロケットが！

結構大きいですが飛びません。

 

私はJAXAに、はやぶさ回収の頃に見に行ったんですよ。

文化祭のような賑わいでした。

私が行った時は親子連れも多く混んでいましたね。

普段は、一般人は滅多に入れないですけど。

今調べたら2010年頃ですね。

博物館でも色々やっていました。

スマホをまだ買っていない時です。

その頃はまだほのぼのしていましたね……？

ははぶさ２の時ではないので

東北大震災前ですし、コロナも無い　平和だったような気がします。

 

相模原市立博物館

 

お土産コーナーに珍しいものも売っている。

宇宙食もここに売ってたような。

 

 

うさぎのぬいぐるみアマゾンでも売っているので

部屋に居ながら食したい人はどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓疲れた人の憩いの場。休憩コーナー。

２階にも私が結構通っていた休憩コーナーがあります。

プラネタリウムの入れ替わりの時間以外はシーンとして

静かに本を読めます。

↓これが大きくてびっくりする。

 

↓建物の中に建物。

誰も住んでいませんが暗く、ちょっと怖いです。

夜中なんてもっと怖いと思いますが閉館時間は早い。

午前９時30分～午後５時（月曜日休館）

 

 

 

松本零士さんはいろんな漫画を描いていました。

造形の外側は昭和の感じなのですが

 

↓中はこんなだったりしたのが

世界でも無いアイディアで画期的なのです電球

 

 

天才松本零士さんに合掌お願い

 

 

 

 

🚃なんでささきいさおじゃ無いの？と思う方がいるでしょうが

淵野辺駅は劇場版なのでゴダイゴの曲でどうぞ音符

今年心に残った事

エルピス

 

初恋の悪魔

 

風よあらしよ

 

 

 

 

このドラマが今年では秀逸作だったような気がする。

思えばエルピスの主人公浅川は、疑問を持ちながら何も出来ずにいた。
そしてパンドラの箱をあけてしまったときに…様々な物を見たが。
浅川自身はパンドラの箱の中とは関係の無い、いちキャスターである。

 

 

 

 

 

 

そして最後には権力側の人間と取引をして、一応自分は良いことをしたと自分を納得させ
これからも人気キャスターとして生きていく。
善玉が好きだが悪玉も無いと生きていけないキャスターだ。斎藤がコントロール可能であれば、浅川がイキっても大丈夫だ。
もしかしたら浅川が斎藤を利用してキャスターの位置に居続けるのかもしれない。
とにかく双方でこれからも監視しあうのかもしれない。

拓郎達は、本当だったら消える人間なのだが生かされている。あの二人だと力としたら弱いからだろうか？

 

 

ニコニコちなみに脚本家渡辺あやさんがエルピスについて語った言葉で心に残った

ところをここでも貼ります。渡辺あやさんのインタビューが全部読みたい方は

検索して読んで下さいね。

 

 

 

 

 

 

生きづらい世の中だなと思いながら生きていた

「初恋の悪魔」の主人公鹿浜鈴之助は、しかし犯罪者に興味を持ち
それによって自分の生きる目標を形作っていた。
現在怪しいのは家の隣の男。その男は様々な女を家に招き入れる。どうにも怪しいと思いながら鈴之助は毎日ストーカーのように隣を見張っていた。一応警察官である。


「マーヤーのヴェールを剥ぎ取るんだ」

というかけ言葉で真実に近づこうとする。
✽マーヤーのヴェールとは、ショーペンハウアー著の「意志と表層としての世界」より。
思い込みや常識、願望によるまぼろし
のようなものらしい。

そういえば、こっちにも冤罪問題があった。
そして恋愛もあったが、それは恋愛以上の重要な出来事だった。

 

うさぎのぬいぐるみ「はぎとれ」じゃ無く、正確には「剥ぎ取るんだ」だったので直しました。

何回も説明している感じになるが、自分の脳内にある「マーヤーのヴェ―ル」

なので、そこをお間違い無いように。

 

 

 

 

 

 

 

風よあらしよ

これは、地上波でやったほうが良いのでは無いかという良作だった。キャストも皆主役クラスである。
この時代にこのドラマをやるというのも意味があった。だが、このドラマはエルピスと違いあまり希望が無い。
史実通りに主人公は終焉を迎えた。
伊藤野枝は、婦人解放運動家である。
平塚らいてうも同じで、彼女らは当時誰も言えなかった女性の尊重を守れという事を言い続けた。
フェミニズムの走りなのだが、男達からの非難は相当凄まじいもので怒号があがった。
だが大杉は尊重した。

しかし実際には伊藤野枝はあまりにも自由すぎて平塚らいてうから呆れられてしまったらしい。
大杉もだが、このふたりは主義者として華やかだし目立った。

このドラマでは駆け足気味にふたりの物語が進む。
そして最も重要なシーンは大杉と伊藤野枝が虐殺される直前に叫ぶ言葉である。結構長い時間を割いているように思った。
観た人にしか分からないが。

 

 

 

ところで私はこの二人ともうひとり辻潤の存在を映画で知っており、特に辻潤に今回興味を持ち書籍まで買ってしまった。
そうしたら思っていたより面白い人間だった。
　戦争前に翻訳者として何冊か洋書を翻訳していた。
そして教師になり伊藤野枝をみつける。
彼は宮沢賢治も見つけるし、世の中に埋もれそうな才能を見つけ出す才能を持っていた。
さらに酒が好きで酒浸り。
数々の新聞の論説も書く（戦前にフランスに行って特派員にもなっている）
あと、ドラマでも映画でも悲劇の人としてしか出てこないが、女好きで女からも惚れられていた。
なので伊藤野枝から去られても文学少女だったような女性とずっと暮らしていたりしていた。
知れば知るほどあの時代に
なんてジタバタとしながら自由に生きていたんだろうと感動しました。
辻潤は発狂した
とウィキペディアでは書かれているけれど
「発狂？発狂のふりしていなんじゃないの？」
と友人に言われるほど破茶滅茶な人生を送っていた。
(同居していた女性は、「ふりじゃなくて辻潤はお酒の呑みすぎで頭が本当に変になったんです。酒ってキ□ガイ水ですから」と云っていた。
ふりというのは、現代語に訳しています。）
官憲から時々おかしいやつとして足を止められるが
「降参党ですよ〜」
と言うと
「なんだこいつ酔っ払いかよ」
という感じで最後まで逮捕拘留はされなかったようである。

　神近市子の記述から
伊藤野枝がいなくなって……
ほとんど下着姿で辻潤は市子（市子は刑期が終わり刑務所から出て所帯を持った）の家に
「酒をくれ」
と言いに行き
市子の家の子ども達にかこまれ
「おかしいおじさんが来た！」
と囃し立てられた事もあった。
その時は病気になっていない頃の辻潤です。
市子は子ども達を叱り
「辻さん可哀想に」
と涙ぐみ酒とつまみをあげたそうです。

しかし彼の書いた文筆の内容の数々は鋭い。
おかしいのは
「結婚は愚かな事だ！」
と言いきるところで…
経験でというのもあるだろうが、世の中にある結婚済みの男女の事も云っていたらしい。
大杉のように、貧乏な大衆を助ける気持ちは無かったのだろう。
何もかもをも文章で斬りまくっていた。

しかし。

そのふざけすぎた態度のせいか、真面目な主義者からも遠巻きにされ…時には酔って突然長丁場泊まるので迷惑がって友達達からも徐々に嫌厭された。
だが数少ない知り合いは、彼を愛していた。
彼独自の哲学に感心する者もいた。

 

 

 

 

 

 

 

そういう事を知り、今年は収穫の年だったなぁと思った……

誰か辻潤をこそ、今度主人公にして下さい。
 

NEW追記

 

私が選んだ物は

大きな力、周りのものによって自分の生き方が変えられそうになった時

アイデンティティが危ない時、人はどういう態度をとり

どういう考えをするかを提示してくれたドラマだった。

「初恋の悪魔」の鈴之助は、大多数と違うという事でどう生きるか心の奥で悩んでいた。

ちなみに辻潤もショーペンハウアーが大好きです。

ドラマそして書物で心が救われる事もあります。

辻潤はWikipediaだけだと不幸な人間なのですが、彼が断筆の時まさに戦争中だった。

何も異議申し立てを言ってはいけない。そして男達は赤紙がくると近所の人々から

「よしお国のためにがんばってこい（立派に死んで来い）」

とはっぱをかけられる。そんな時代に彼は漂流の旅に出た。

何もかもを否定した辻潤は、そうして生きた。

死に際のみを切り取られると可哀そうなのだが、彼は彼なりに闘い

亡くなったのでその人生は豊だったと思いました。