みなさまこんにちは

山梨県甲府市にあります

ナードアロマテラピー資格認定校

ナチュラルセラピーサロン＆スクールの

ハンナです

先日は月に一度の解剖生理の勉強の日

もう５年近くなるでしょうか

精油をメディカルに活用するために不可欠な

あらゆる角度の方向から

解剖生理学の勉強をしています

今回のテーマは｢睡眠｣

ナードのインストラクターコースでも

１レッスン使われているように

わたしたちの体に必要なものであり

アロマテラピーでも活用できるテーマです

睡眠とは

｢外部の刺激対する反応性が低下した

状態であり、容易に回復するもの｣

麻酔にかかった状態や昏睡状態とは違います

脳を休めるノンレム睡眠と

カラダを休めるレム睡眠を

交互に繰り返します

※認知症などにはレム睡眠の質が大切だそうです

睡眠の話で良く耳にする物質が

・メラトニン

主に松果体で合成、分泌されるホルモンで

体内時計を整える役割を担っており

睡眠時に多く分泌されます

睡眠を誘導したり、

1日の体内リズムをリセットしたりなど

様々な働きを持ちます

これと反対に

「覚醒物質」というものがあります

①ヒスタミン

覚醒を引き起こします

②オレキシン

覚醒の維持や意欲、接触

に関わります

最近は不眠のためのお薬

ベルソムラ、デエビゴなどが

この機序を利用して眠りを誘導しているかと思います

この覚醒に関与するオレキシンが活性化される

ルートのひとつとして

大脳辺縁系の扁桃体が関与しているそうです

大脳辺縁系

アロマテラピーの初めに勉強する

本能、情動を司る古い脳の分野ですね

５つの感覚の中で

触覚、視覚、聴覚、味覚は

理性を司る大脳新皮質へまず最初に刺激がいきます

唯一

嗅覚だけが

本能を司る大脳辺縁系へ最初に刺激がいきます

これを利用して

不眠や日中の眠気に

精油を利用してみるのも一つの手ですね

心地よい香りを取り込みながら

昼と夜にメリハリをつけることができる

夜寝る前の香りとしては

キーワードは「鎮静」

ラベンダーアングスティフォリア、マンダリン、マジョラム

ラヴェンツァラ、ベルガモット

日中の香りとしては

活性化の芳香分子を取り入れて

オレキシン作動性ニューロンを働かせて

増加を促す

グレープフルーツ、レモンなど

柑橘類の精油がまずは候補に挙がるのではないでしょうか？

さらに元気になるためには

活性性の芳香分子を含む

シナモンカッシア、オレガノ、ローズマリーなどと

ブレンドしてみても良いかもしれません

非常にシンプルなテーマですが

ご自身でオン、オフの感覚がわかるブレンドを

探すのが

良質な睡眠への近道かもしれませんね

【おまけ】

諸事情で一か月いけなかったお庭

今週末の講座のために意を決して

連日通っています

ミッキーのTシャツきて

草刈り鎌を振り回すわたし

ウェストのひももほどけたまま(笑)

少しずつハーブが見えてきています

秋のハーブガーデンは花が少なくなってきて

寂しいので

ホームセンターでとっさに買ってきました

お店で並んでいるとありきたりのお花に見えるけど

地面に植えると一気に華やかに見えてうれしい

雑草の海に埋もれているハーブ達の中で

ローゼルがものすごい勢いで大きくなっていました

実がなりますように！

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睡眠と覚醒