さまよう刃は少年法という現在の法に疑問を投げかけながらも、

殺人や大切な人を失った気持ちを考えさせられる作品です。

 

悪ガキ3人組が、暴行を常習的に行っていました。

人気のない通りを歩いている主人公の娘さんが、たまたま

暴行されてしまうのですが、悪ガキ達は誤って殺してしまう。

 

そこで復讐に駆られる主人公と、それを阻止し犯人を確保しようとする警察、

主人公に気づいてしまう人、同じく悪ガキ達の被害にあった人達、

色々な人の心情が感じ取れ、一気に読み進めることができました。

 

悪ガキ達の思考状況や、その両親たちの描写等、

東野圭吾は本当に心理描写がリアルだなあと思いました。

おすすめできる作品です。

 

おもしろかった。