人間は、二種類に分けられる。
メールをすると、すぐに返信する人と
返信しない人(とんでもなく遅く返信する人も含む)
婚活戦士としては、絶対にすぐに返信する人の方が
結婚、恋愛運が良いと、断言する・・・。
これは、私からのメールにすぐ対応した女性婚活戦士と
返信しなかった女性婚活戦士の話である。
私の整体院に、全く紹介もなく広告も見ないで
突然やってきた33歳男性のお客さんがいた。
カナディアングースのダウンとリーバイスのジーンズが
よく似合う、ワイルド系のイケメンだ。
何度か、通ってくれて、話をしているうちに、
独身で、今は彼女がいないという事や、
長年アメリカに住んでいて、最近、日本に帰ってきた事、
祖父が、某有名企業の創業者などという事がわかった。
性格は明るくて話しやすい、アメリカ帰りなのに言葉遣いも丁寧。
仕事も順調で、近い将来、祖父が創業した会社に入る事が決まっている。
誰がみても、ハイスペックの優良物件だ。
アメリカにいた時はアメリカ人の彼女がいたが、帰国時に別れてきたらしい、
私が「うちのお客さんの女性を紹介すると言ったら、会う気ある?」と聞くと
「ぜひ、お願いします。」という。
そうとなれば・・・、
私も、久々に腕がなった・・・。
早速、思いあたった、二人の婚活女性戦士にメールをしてみた。
一人は、某独立行政法人のOL、ショートカットの似合う美人、A子さん(31才)
一人は、某有名服飾ブランドのファッションデザイナー、B美さん(28才)。
二人とも最近まで彼氏がいないことは、確認している。
私は、どちらかというと、A子さんの方を推していた。
アメリカ帰りのワイルド系御曹司イケメンには、知的でクールな美人の方が合うと、
思ったからだ。
メールに、
「こんにちは、お久しぶりです。
体調はいかがですか?
たまには、整体にきて、身体のオーバーホールをしてくださいね。
少し、お話したい事もあります。」
と書き送信した。
二人ともほぼ、同じ内容だ。
すると、B美さんから、
「こんばんは、ご連絡ありがとうございます。」
省略
「誘ってくださったので、整体にお伺いしようと思います。」
省略
「お話ってもしかしたら、彼氏紹介してくれるって話だったりして・・・。(笑)」
省略
というメールがすぐに返ってきた。
内容も、察しがいい、見事に読みが当たっていた。
一方、もう一人のA子さんは何の連絡もない。
そして、2週間がすぎて、
連絡があった、B美さんが整体にやってきた。
この時点では、まだ、私はA子さんの連絡も待っていて、
どちらに紹介するか決めていない状態だ。
「こんにちはー」
いつものように薄笑みをうかべ挨拶した後、
「これ、バレンタインのチョコです、(俺)さん甘いもの好き
って言っていたので、買って来ました。よかったらどーぞ。
いつも、恋愛相談にのってもらったり、占いしてもらってるので、お返しです。」
以前、施術中に「甘党だ」という話をしたらしい。
それを、おぼえていて、バレンタインデーを間近にひかえた、この日に、
義理チョコを買ってきたのだ。
ノンビリした性格で、人の事を気遣うやさしい気持ちがある。
他人の悪口になるような事は、絶対に言わない女性という事は知っていた。
このチョコレートで、決まった。
この話、この婚活女性戦士B美さんに、することにした。
いつものように、施術をはじめると
B 「ところで、話ってなんですか」
私 「あー、そうそう、お勧めの男性がいるんだけど逢ってみます?」
B 「やっぱり当たった。いきなりメールきたから、そうだと思いましたよ。」
私 「メールに書いてあった、読みはビンゴだったんですよ」
B 「どんな人です?」
私 「33歳で、アメリカから最近帰ってきた人で、ガッチリした体格のイケメンだよ」
B 「・・・」
私 「おじいちゃんが、○○っていう会社を創業した人で、もうすぐその会社に入社するんです。」
B 「・・・」
私 「アメリカには、その勉強に行っていたらしい。」
B 「あれ、その会社知ってますよ。ウチの会社と関係あります・・・」
私 「・・・」
B 「確か、ウチの会社に資本が入っていたと思います。」
私 「B美さんの会社の親会社ってこと?」
B 「ちょっとわかりませんが、関連会社なのは間違いないです。」
私 「そこの、創業者の孫ってことになりますね。」
B 「まじですか・・・?」
私 「はい、まじです・・・。」
B 「私なんかで、大丈夫ですかね?」
私 「だい、丈夫ですよー。会うだけ会ってみたら?」
B 「緊張するなー。」
私 「粗相があっても、会社、首になったりはしないでしょ?」
B 「首になったら、(俺さん)責任とってくださいね」
私 「・・・」
後日、
ワイルド系御曹司イケメンに、B美さんの写真を見せると
ワ 「いいですねー。好みかもしれません。」
私 「よかった・・・。ところで、△△って洋服のブランド知ってます?」
ワ 「はい。」
私 「そこの、デザイナーです。」
ワ 「えっ、そうなんですか?じゃあ身内みたいなもんだ」
私 「そうなの?」
ワ 「はい、祖父の会社の繊維部門の関連会社が、扱っている××という会社のブランドです。」
私 「ということは、孫会社の社員ってこと?」
ワ 「資本的には、そうなりますが、グループ関連会社です。」
私 「そんな、会社の社員の女性とお見合いして、大丈夫?」
ワ 「全然大丈夫ですよ。繊維部門は父が担当役員で、関連会社も社長だから、両親もかえって安心だと思います。」
私 「・・・」
ワ 「外国人の彼女がいた時は、かなり心配されました。」(笑)
私 「ちょっと待って・・・、B美さんの会社は、お父さんが、扱っている会社のブランドってこと?」
ワ 「はい」
私 「・・・」
なんか、複雑な関係だが、B美さんにとっては、いい話に違いはない。
自分が勤めている会社の、親会社の社長の息子という事になるから、
うまくいけば、凄いことになりそうだ。
B美さんに、ワイルド系御曹司イケメンに、あなたの写真を見せたら
「会いたいといっている」と伝えると、
やる気マンマンの戦闘モードになったようで、すぐに返事が返ってきた。
省略
「緊張しますが、ガンバリマス・・・。」
省略
本当に大丈夫か、こっちが不安になってきたが、
本人達は、お互いにやる気マンマンなので、会わせる事にした。
私の都合で、お見合いは今月末になったが、今から何がおきるか楽しみだ。
一方、A子さんからは、一向に連絡がない。
A子さんの友達が整体にきたので、それとなく様子を聞くと
彼氏ができた訳でもなく、体調が、すこぶる良い訳でもないらしい。
いつも「疲れた、疲れた」と言っている。
その友達が「整体行けば?」というと
「そーだねー」というだけで、重い腰をあげる様子はないそうだ。
これでは、いくら私が推していても、
「なす術はない。」
本人は全く知らないところで、大チャンスを逃している。
チャンスだった事さえ、知る由もないだろう。
見方を変えると、本人は気が付いていないが
「ものぐさ婚活モンスターにやられている」
「婚活しなきゃ」と思っていても、めんどくさくなって
動けなくなってしまっているのである。
「そのうち、ステキな彼が現れるだろうー。」
と自分勝手な想念が沸くように
「ものぐさ婚活モンスター」に想念を操られているのである。
年齢が若ければ、それでもいいのだが、
いくら美人でも31歳で、これは結構厄介だ。
私には、「疲れた、疲れた」というセリフが、
「(ものぐさ婚活モンスターに)憑かれた、憑かれた」と言っているようにしか思えない。
そもそも、性格も素直で美人なのに、結婚できないのは
この、婚活モンスターにやられているからで、十中八九間違いはない。
本人が、少しでも「おかしい」と思い
相談に来てくれれば、ハッキリと指摘してあげる事は
私にとって、容易いことなのに、
いつになることやら・・・。
気長に待つしか方法は、なさそうである・・・。
連絡がきたから、すぐに返信しただけで、
おおきなチャンスを掴もうとしている婚活戦士と
連絡がきても、全く無視した婚活戦士・・・。
運命の分かれ道は、たった一通の短いメールだけである・・・。