長らくブログを更新していなかったが、この1年間は心身ともに疲れ切ってしまった。なぜなら、


プロポーズされて成婚退会した後、男性側に結婚する意志が全くないことが判明し、婚約破棄となったためだ。


当然、交際に費やした時間や成婚料は戻ってこない。

こう思うだろう。なぜそんな人と交際したのか、と。

私にも分からない。つくづく自分のバカさを思い知ったし、婚活ブームに便乗して、自己の利益のためなら人に平気で嘘をついて傷つける悪質な業者や仲人がいる現実に失望している。


簡単に言えば、男性に最初から結婚する意志などなかったのだ。

親に言われて入会し、相談員の言いなりになってプロポーズしたはいいものの、いざ結婚という現実を目の前にすると、面倒で負担なだけ。嫌だから別れる。そんな程度だった。当然交際中に結婚や将来に関する話もしたが、今考えれば、ほとんど私が言うことにうわべだけ同調するものであったし、そこに本人の意思や考えなど存在しなかった。人の形を保っているロボットに過ぎなかった。


おかしいな、なんでだろうと思うたびに相談員に連絡したが、適当に受け流してうやむやにするだけ。「口下手ではあっても、ご本人は真剣に考えているのだと思いますよ」「今は自分の気持ちを表すのが苦手な男性も多いですから」

今考えれば、これらの返答は私のためを思ってではなく、成婚させるために空っぽで根拠のない安心感を植え付けるためのものだ。


変だ変だと思いつつ、今考えれば脚本通りに行われたプロポーズにより、口数は少ないが真面目な気持ちなのだろうと私が誤解して、成婚退会に関する電子誓約書にサインした。誓約書の内容は「成婚退会後に生じたトラブルに関して、会社は一切責任を負わない」というもの。

今考えれば、それだけ成婚退会後のトラブルが多いということだろう。そんな手書きでさえない誓約書を、心の整理もつかない数日以内に提出させられ、あとは成婚料を振り込んではい退会。あとはなにがあっても知りません。


婚活業界はとことん腐っている。そもそも結婚する気のない人や、婚活サイトを安全な出会い系サイトとして利用する人を招き入れ、真面目に婚活をしている人を傷つけ、トラブルは無視。利益だけはしっかり確保する。

結局信じられるのは、自分の正常な感覚のみ。それを思い知らされても、私は婚活という泥道を進む。婚活をしなければ、生涯のパートナーと出会うことはないと考えているからだ。