中本一統の、教師の日常。時々国語。 -32ページ目

中本一統の、教師の日常。時々国語。

教師は、学校の中で何をしているのか。仕事内容を通じて、お話します。マスコミの伝える内容と、時にギャップはあります。現場の状況は、こちらでお伝えします。

実力テストを作成中。
国語科で大変な事の一つに、問題で使う文章の調達がある。

文章のレベルは、市販の新書が基準となる。小説は、現代のもの。古文は、割とマニアな文章で、短くまとまっているもの。

古文のネタは、図書館で古典文学大系とにらめっこ。
その中で、あまり難しくなく、7,8問くらい作れそうな文章を選ぶ。その場で、問題を思い浮かべながら探している。重宝するのが、「今昔物語集」。

小説は、一番使いやすいのが重松清。文章のレベルが高く、心情描写が分かりやすい。他に、本谷有希子の短編もいい。
良い文章でも、長編は使いにくい。分かるように必要な情報を入れると、それだけで時間制限に引っかかる事が多い。
本当は夏目漱石や芥川龍之介なんぞも使いたいが、中学生にはやや難しい。正答率が落ちてしまうのだ。

新書は、とにかく手当たり次第当たってみる。説明文の骨格ができているか、を基準に流して読んでみる。
使えそうな部分があれば、とにかく手に入れる。

小説と新書探しに、よく古本屋を訪れる。そこで安く仕入れている。
何時間もいる事もある。
こういう事が苦痛でないのが、国語科教師に必要な要素かも、と勝手に思ってしまう。