すいません、遅くなりました汗続きです。

先輩はややこしいのでウサギ先輩にします↓

ウサギ先輩主催?の飲み会にうちの変態課長はノリノリで

「金曜は皆定時に間に合うように仕事終わらすようにニコニコ

と寝不足で死んだ魚のような目になっている皆に朝礼でのたまってました。

アンタがふってる仕事量が半端無いから片付けきれねーよ。
つかアンタは部下に仕事やらせまくってほぼ定時に帰れるから問題ないよね。
仕事きてもやれ頭痛だ腹痛だって駐車場の車で寝てるよねぐぅぐぅ
一人で逝って…いやゲフンゲフンDASH!行ってくれないかな

などと一人心の中でブツブツ恨み言を並べ立てる荒んでいる私。

その日の業務はいつもはいない変態課長が就業間際研究室にやってきて早く終わらせらと皆に絡む絡む。

皆の反応は仕事途中で止める者、頑なに無理だと試験機の前で動かない者、久しぶりの飲み会~音符とウキウキな者と様々。

私も無理だと断ったが変態課長に

「本当にお前は仕事が遅いな、お前のいた部屋の隣の倉庫で聞き耳立ててたけどブツブツいう声と機械の音しか聞こえなかった。もしかしたら手際が悪いんじゃないか?」

と恐ろしい事をヘラリと言い、おいおい盗聴かよとドン引きする私を尻目に『女子が少ないからお前は絶対参加だからな』と言い残し去っていきました。

飲み会の時間になり、渋々仕事を途中で切り上げ、ロッカールームで着替えて課の参加する皆で飲み会の会場に行くと

女子はばっちりメイクしたウサギ先輩、既婚者のMさん(変態課長奥様)、職場で嫌われている万年発情期のメスゴリラがいました。

加えてほぼすっぴんの私じゃ女子のレベル低いよなーシラーとかぼんやり思っていましたがまぁ特に問題もなく普通に飲み会が始まりました。

変態課長奥様は普通に楽しげに

メスゴリラはメスゴリラ的お気に入り男の子(すべて年下)相手に発情期真っ盛りで胸を強調(メスゴリラは巨乳)しながら

「●●くぅ~んラブラブおビールとかお飲みになるぅ~?ラブラブ!ラブラブ

と不思議な日本語で男の子にまとわりつき

ウサギ先輩はそれを見て

「あの顔で男にがめつい女って最悪よねー、つかあの顔と性格だからあの年になっても結婚できないのよむかっ私、あの人嫌いなんだープンプン

と忌々しげに同じ課の皆と一緒の席にいる私の所までわざわざやってきて言ってきました。

あれ?アンタとメスゴリラ同い年じゃね?
つか嫌いなら何故よんだんだよ汗

とかぶつぶつ思いました。


私にからんでくるウサギ先輩を課の皆が不思議そうに見つめ

「この人が新しく入った事務の子?」

と聞いてきました。

「あ、うん、ウサギ先輩さんです。」

と簡単に紹介するとウサギ先輩は両手を顔の横に添えて体をくねらせるというメスゴリラ顔負けのぶりっこポーズで

「ウサギ先輩ですぅー☆
えっとぉーウサギ年の乙女座なのぉっ☆
んーとぉー今ぁ恋人絶賛募集中なのぉっ☆」

とその声何処から出したという舌ったらずな言い方で自己紹介しはじめました。

一瞬ギャグかと思ったけどギラギラした目が野性味を帯びていて、この人草食系のウサギなんかじゃないビックリマークサバンナの血肉に飢えたメスライオンだ!!と気づき、危険を感じていると

「銀子ちゃんはぁー何どしで何座はてなマーク教えて欲しいなっ☆」

と酒臭い息で聞かれました。
この人、以前私に誕生日と干支聞いてたけどそういうことか…(´Д`)
とぐったりしましたが、いやしかし言いなりになるもんかと『企業秘密です』とやんわり断ると

「んもぉ☆恥ずかしがっちゃってぇ☆」

と相変わらず何処から出してるのか解らない舌ったらずな声で攻めてきます。
そもそも占い好きの女子ならともかく男の同僚が私の干支と星座なんて興味ないだろ汗

と思っていたら


「銀子ちゃんは、ヘビ年でふたご座なんだよねっ☆

何かぁ~二面性あってしつこそうだよねっ☆やだぁ~っ!!銀子ちゃん怖いぃぃっ☆」


と舌っ足らずな声でたまいやがりました。お前、前に聞いてたから知ってたんだろつか酒くせぇぇぇ…ガーンビックリマーク


二面性あってしつこいって大体あってるよ。絶対忘れないからな。


とすさんでいる私。その後は私を散々こき下ろし、いかに自分が私より女らしいか可愛いか回りに散々アピール。


私:肩までのロング→髪長い女って粘着質で気持ち悪い

ウサギ先輩:ショートヘア→明るくて活発な私☆


私:ほぼすっぴん→化粧っ気のない女って女捨ててる。

ウサギ先輩:バッチリメイク→女性らしい素敵な私☆


私:パンツルック→男みたいで気持ち悪い

ウサギ先輩:フリフリのスカート→可愛らしい服が好きな可愛い私っ☆


などとまぁまだまだあったんですがとにかく私に何か恨みでもあるのかと問いただしたいぐらい散々馬鹿にされて帰りたいな…と無言で料理を食べ続ける私。


「銀子ちゃん、もてないからって食べるのに逃げちゃだめよぉっ☆そんなんじゃ結婚できないぞっ☆」


と酒臭い息とイラッとする声でからむからむ。

気付いた人はオロオロし、まったく気付かないひとはあははと楽しそうに飲み、変態課長にいたっては


「女らしく色気でも出せば可愛がってもらえるのになグヘヘ」


と気持ち悪く笑い、奥さんににらまれていました。

変態課長にからまれ始めてから奥さんにも冷たくあしらわれているので夫婦なら何とかしろよとイライラしました。


お金払って不愉快な思いをした飲み会はようやくお開きになり、いったん会社の駐車場に集合し私はこの後仕事をする数人と会社に戻る事にしました。すると背後から


「いやあぁぁぁぁぁ!!まだ次行くのおぉぉぉぉぉ!!ウサギは寂しいと死んじゃうんだよおぉぉぉぉ!!


とウサギ先輩がK君とその他ほかの若い男の子にすがりつき引っ張っていました。

彼女の格好は髪を振り乱しパンツ丸見えの大股で大綱引きのような姿勢で頑張っていました。

引っ張られている男性陣と目が合い、小声で『助けて』と言われましたが飲み会でまったく助けてもらえなかったので


「が・ん・ば・れ・☆」


と口だけパクパクさせて伝え、微笑みながら会社に戻りました。


続きます。