今日は浅草三社祭がある。

実家は浅草からチャリで15分位の所にあるので、
窓の外からもこれから祭に向かう、
近所の人達の賑わいが聞こえてくる。

こんなにも近くで有名な祭が開催されているにも関わらず、
仔猫は実家を出るまでの20数年の間にすら、
一度も祭には訪れた事が無い。

隅田川の花火大会には一度だけ、
地元以外の友達に誘われて、行った事はあるけど…

基本的に人混みが苦手だから…


友達に誘われれば、勿論祭の雰囲気も含めて楽しめるけど…
自分から進んでは…

行かないだろうなぁ…やっぱり…


今回の三社祭を気にしてるのは…旦那が友人に誘われて、
御輿を担ぐと言っていたのを…祭の名前をキーワードにして…

思い出してしまったから…


その、旦那を祭に誘った友人も…
私自身大嫌いな男…!


旦那もかなり言動は失言だらけだと思うけど、
その男は旦那の更に上を言って居るから…

まだ一度も会った事は無いけど、2回ほど電話では言葉は交した…

最初の電話で「なんて失礼な人なの?!」と思った…!

たまたまその時は、まだ旦那とは結婚前の同棲してた頃…
その人と彼(旦那の事)が一緒に飲みに行く約束をして、
彼が出掛けてから数十分後…
聞き覚えのある着信音がして、見たら彼が携帯を置き忘れていた!

待ち合わせの相手の名前は聞いていたから、
ディスプレイの名前を見て直ぐにその相手からだと判って…

いくら彼のでも人の電話に出るのは気が退けて…
でも切れても何度も掛って来たので仕方なく電話に出て…

交した言葉は彼が携帯を家に置き忘れた事と、
慌てて家を出たから多分遅れて、
今頃向かってる最中だろう…と、いう事…
後は普通に電話を切っただけ…


それなのに…


帰宅した彼の口から出たのは、
「お前、電話で変な事言ってたか?」
驚いて聞き返すと、
「友達から言われたんだよ、
『お前の彼女、ちょっと頭弱い奴なの?』って」

愕然としたのと物凄く腹立たしかったのを…
今でもはっきり覚えてる!

確かに人の電話に出るから緊張してたし、
ちょっと言葉が慌ててしまった自覚はあるけど…

それにその当時はまだ寛解時期で…
彼にさえ病気の事はまだ打ち明けて無かった頃だし…

それ以前に、会った事もない、
ただ一言二言電話で会話しただけの友人の彼女に向かって、
そんな言葉を言えるなんて…!

なんて失礼で非常識な人!!と思った…

その男には、その後も度々失礼な事を繰り返し言われてる。


その後病気の事を打ち明けて…
彼がその事実を打ち留められ無い時も…

相談した相手は何故かその男にだった…

その度にその男は顔も見た事無い私に向かって、
「キチ●イ女」
「病気のフリした怠け者」
「いつ自殺するか判らない」
「感染させられるぞ」
等々…の暴言を吐きまくってた…

私がそれに対して反論すると、
逆に「俺の大切な友人を悪く言うな!」
と責められた…

その前に、
自分の彼女(妻)を悪く言う…相手に対しては、
腹は立たないのかな…? と…、
ずっと思ってた…


今にして思えば、
旦那が何故、鬱病の知識も無い…
むしろ精神病自体を否定卑下するその男に、
私の病気の相談をしに行ってたのか…
今なら理解出来る…


私を否定してくれる相手だからこそ、
自分の事は認めて正当化してくれる…

自分の口から表だって文句を言わない代わりに、
散々に言ってくれる相手だから、安心が得られる…


そういう事だったんだろうな…



浅草も上野も…大好きだったのに…

その男の毎晩の立ち飲みルートだと知っただけで…

行きにくい町になってしまった…

今の自宅がある街だって…
元々はその男が一時期住んでた事があったから…
あえてその地域で私に家探しさせたんだよね…?


でも…私が出ていくなんてまっぴらだから…


絶対…

私を苦しめた代わりに…追い出してやりたい…!

だって…このまま出てったら…


それこそ逃げだもの…

そんなの…悔し過ぎるもの…