京都たび5日目、最終日。
お昼前、荷物を持って、娘と地下鉄で市役所前まで移動
そこから歩いて・・・

二条通沿いに看板出てますが・・・

そこからのアプローチ、長っっ


はい、着いた

即今藤本(そっこんふじもと)
今回どこでパリっとしたお昼を食べようかとリサーチしていて、コチラともう1店で迷ったのですが、コチラは先ごろミシュラン一つ星を獲得されたので「今行かないと予約が取りづらくなる~
」と危機感を感じ、今回はコチラにしてみました(笑)


大迫力の牛の絵


でも牛のおなかのトコには、こんな横座りした愛くるしい子犬


カウンター8席のみの店内。
お昼は12時から。みなさん揃ったところで一斉にスタートするシステムかな?

畳張りのカウンターって初めて

アタシたち2人が一番乗りで、他の方たち(3人+2人)が来るまでの間、紫蘇香煎をいただきながら、ミシュランの覆面調査の実態など興味深いお話が聞けました。
*数度来店の後、最後に来た調査員が「実はミシュランの・・」と名乗るそうです。でもその人の前には、いつ来たのか、どのお客がそうだったのか、あとから予約帳を繰ってみても全くわからなかったそうです。そしてミシュランガイドに掲載される旨の事前連絡など一切ないそうで、載って初めて「載ってる!星もらえた!」とわかるんだそう。
店主の藤本さん、とーーってもカンジのいい方です





アタシのお隣の席の上品なマダムはお友達2人とお見えでしたが、その方なんと店主さんの奥さまのお母様だって

いいなぁ~
娘婿がこしらえる、こんなおいしいお料理食べれるなんて


しかもミシュランの星獲ったなんて、さぞや鼻が高いでしょうな~

なんか憧れるゾ~

ウチの娘も料理人と
・・なんて(笑)


あん肝豆腐に帆立、からすみ、あおさ。
くぅ~~、ツカミはおっけーーぃ





酒だ、酒だ、酒持ってこーーい


福井の早瀬浦ってお酒です。
お料理のジャマをしない、食中酒にピッタリのお酒だったような・・。
竹を象った錫の酒器、面白い。


お椀は鯛かぶら。トッピングに生きくらげも。
乾物のきくらげがニガテな娘も、これならイケると。
しみじみおいしいおだしです。

アタシ、雲丹ってあんまり好きじゃないんだけど(あの甘さがヤなの)、塩で食べたらイケる


次、三重の而今ってお酒。
これもおいしかった記憶


今度はこんなお猪口にしてみた



海老芋と雲子(鱈の白子)の玉じめ
白子全般ニガテなんですが、こんな茶碗蒸しみたいにしてあればイケた
海老芋ねっとり、おいしいね~



右上の葉っぱの下に隠れたお料理、撮り忘れちゃった

・・がスマホのメモによると、チラと見えている銀杏のほか、琵琶湖のワカサギの唐揚げとカマスのお寿司だった模様

そこから時計回りに、いくら、むかごと紫頭巾の白和え、カニ・水菜・とんぶりのおひたし、柿と紅芯大根のごまだれがけ。

お凌ぎに、柚子香る、冷たいきのこ蕎麦。
縦長のフリーカップみたいのでお蕎麦を出そうって発想が面白い

・・・とお隣の(店主さんの義理の)お母様と

つるしこっとウマし
鴨もめちゃウマ



信楽(滋賀)の土鍋で、滋賀のお米を炊く。

お食事
鮪がついてくるなんざニクイね。
お汁は赤だし。具は忘れた


芽ネギを初めて見た娘、あまりの細さにビックリの巻(笑)



シャインマスカットのほか、江戸柿、ラ・フランスにブランデーのジュレ。

最後に栗の茶巾

お薄と一緒に。ごちそうさま
以上5千円のコース(お昼はこのコースのみ)。
どれ食べてもとーってもおいしかったです

おいしいお酒に美味しいお料理・・まさに至福の時でした



・・・・・
店主さんは、3年前に惜しまれつつ閉店した名店「桜田」でも修業されてたそうで、アタシが双子妊娠中(23年前)に桜田を訪れ、つわりのせいでほとんど食べられず、こっそり隣のオットに差しだして食べてもらってた・・って話をすると、「その頃だったら桜田で玄関の掃除とかお客様のお見送りとかしてましたから、お会いしてたでしょうね~。お腹の中のお嬢さんとも。」と

その方が今はお店を持って、その時お腹の中にいた娘と一緒にその方のお料理を食べるなんてねぇ~・・これもご縁ですかねぇ・・

即今藤本(そっこんふじもと)
京都市中京区二条通寺町東入ル榎町92-12(地図)
075-708-2851
12:00~/17:00~
定休日:不明