奈良旅最終日。
晴れ渡った晴れ空の下、ホテルからズンズン歩いてやってきたのは・・・
 
 

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新薬師寺
修学旅行でもよく行く、西ノ京にある薬師寺とは、宗派も違えば、ソッチのほうが先に建ってコッチのほうが後だから「新」が付いてるってワケでもありませんにひひ
この「新」は新旧の新ではなく、「霊験あらたか」などと言う時の「あらた」なのだそうです。
 
中に安置してある仏像の数々が、とにかく素晴らしかったキラキラキラキラ
ご本尊の薬師如来様をはじめ、その周りをぐるりと取り囲む、お薬師様付きSPの十二神将たち。
どの姿を見ても、じっと見ていても、見飽きない。
 
写真の本堂、薬師如来坐像、十二神将立像、すべて国宝です。
 
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ちなみに、薬師寺のほうは天武天皇が妻(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願して建立を発願(結局完成したのは天武が亡くなったあとだけど)。
一方コチラの新薬師寺は、光明皇后が夫・聖武天皇の病気平癒を祈願して建立発願したもの。
 
この頃のエライ人(地位も権力もお金もある人)ってサ、大事な人が病気になったり天変地異に見舞われたりすると、とりあえず、お寺だ、仏像だ、って作っちゃうんだよねあせる
神頼みならぬ仏頼みにひひ
 
 
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境内にある石鉢の水が凍ってた
しかも、かなりブ厚い氷ペンギン
 
でもこの日は、朝の冷え込みがウソのように、昼間はグングン気温上昇アップ
 
このあとはほぼ、コートとマフラーを手に抱えて歩きましたあせる
 
 
 

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白毫寺(びゃくごうじ)
新薬師寺から「徒歩15分」って書いてあったけど、行きは上り坂なんで、それ以上ゆうにかかったわ~あせる
でも石段を上り詰め、境内にたどり着くと、奈良の街並みが見下ろせます。
 
 
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ここは、天然記念物の五色椿で有名なお寺。
1本の木に、紅色・白色・紅白絞り、と色とりどりの八重咲の椿の花が咲くそう。
 
当然この時期、開花にはまだ早いとわかってましたが、新薬師寺まで行くならセットで(ってほど近くなかったけどあせると思ってお参りしたのです。
 
 
 
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白毫寺から下りてきて、新薬師寺のところまで戻ってきました~。
帰りはスイ~ッっと15分だったわねにひひ
新薬師寺のお隣にある、入江泰吉記念 奈良市写真美術館
 
入江泰吉(たいきち)は奈良市出身の写真家(故人)で、大和路の風景や仏像などを撮り続けた人。 
私は随分前に『家庭画報』だかなんだかのグラビアで、初めて彼の作品を見たんですが、それから気を付けて見てると、大和路の風景・・というと、彼の作品が取り上げられていることが多く、そのどれもが美しいキラキラのでした。
 
・・で今回、彼の全作品を収蔵するという、この美術館を訪れてみました。
 
 
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1Fのエントランスを入って、階段を下りていきます。
展示室は地下にあるのです。
階段の踊り場の壁には、焼き物で作られたお花がいっぱいブーケ1ブーケ1ブーケ1
「華精」というタイトルの陶壁です。
 
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近づいてみると、どのお花ブーケ1にも、中心には仏様が。
「見ばみゆる 花心にほとけ ござあるを」
(心して見れば、花心の雄しべ雌しべが仏のように見える・・の意。)
 
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3月まで開催中の展覧会は『お水取り』 。
この旅レポの「その5」にも書きましたが、東大寺二月堂で、1200年以上もの間絶えることなく行われてきた行事・お水取り。
入江泰吉は30年にわたり、毎年欠かさずその一部始終を見つめ目、カメラカメラに収めてきました。
 
正直、お水取りをまだ見たことのない私には、あまりにも密度の濃すぎる展示あせるでしたが、いつか見る時のための予習になったかな~(笑)
 
 
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この美術館を訪れたのは、 展示そのものだけでなく、黒川紀章設計の建築にも興味があったから。
地下ギャラリーから庭を望む。
 
 
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1Fの水庭。
この水庭の下部分にギャラリーがある。
 
 
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水庭を違う角度から。 
右のステンレスのオブジェは「水煙」というタイトル。
 
 
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美術館見学のあとは、ならまちでハンバーグカレーのお昼~~
これを食べた洋食 春は、大和牛・ヤマトポークにこだわったお店で、このハンバーグももちろんその合挽肉で作ったものだそう。
 
おいしかったですゴチソウサマ
でも、ハンバーグが評判のお店ってことで、ついついコレにしちゃったけど、私、特にハンバーグが好きってワケでもないし(外で食べることほとんどないあせる)、それなら豚好きぶーぶーの私は、ヤマトポークの味がダイレクトに味わえる、トンカツ定食とかポークステーキとか(ハンバーグの他にもメニューいろいろあったのよビックリマーク)にすればよかったなぁ・・って後から思いました(笑)
 
ここの店主さん、なんと北九州市(門司)出身ってことで、帰り際に「イエ~イパー」とハイタッチにひひ
奈良の魅力にとりつかれて、奈良に移り住み、このご商売を始めたそう。
あぁ、私も移住したい・・キラキラ
 
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お昼のあとは、ポカポカ晴れ陽気の中、ならまちをぶ~らぶら 
「ならまち」というのは、もと元興寺(がんごうじ・世界遺産)の境内(昔はめっちゃ広かった)だった一帯全体を指す名称で、町家建築が数多く軒を連ね、ステキなカフェやオサレな雑貨屋さんなどがある、散策にうってつけのスポットです。
 
きのこモチーフやきのこ雑貨だらけのカフェコーヒーや、一針一針チクチクチクチク縫って作り上げた大仏ストラップなど並ぶ(ちっちゃいのに高ーいあせる)お店・・
見るだけで楽し~~い
・・でもこういうトコは、娘たちと一緒だったら、もっと楽しいだろうなぁ~って思うんだよね
 
 
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奈良には難しい読み方の町名が多い
中心部をザっと見ただけでも、高天町(たかまちょう)、杉ケ町(するがまち)、破石町(わりいしちょう)、餅飯殿町(もちいどのちょう)、大豆山突抜町(まめやまつきぬけちょう)・・
 
しかしインパクトの大きさで言うとこの看板の町名が一番だと私は思う。
町名に「不審」って字が入ってるなんてあせる・・「不審者」の「不審」よ(笑)
しかも由来も「鬼が・・」とかブキミ
その上読み方も一見簡単そうでいて、 「ふしんがづしちょう」って、濁点の位置が難しい(笑)
 
 
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ならまち散策のあとは、預けていた荷物を取りに奈良ホテルへ~DASH!
 
帰る前の最後っ屁(笑)
ティールームでおやつ
 
 
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2日目に立ち寄った興福寺国宝館に、
奈良ホテルのリーフレットが置いてあってネ、
ここの割引券が入ってたのよ~にひひ
「使わんテはないな得意げニヤリ」と思い、
ケーキセットを、ちゃっかり2割引きでいただきましたチョキにひひ
 
抹茶とホワイトチョコのケーキとアイスコーヒーです。
 
 

 
たくさんの思い出とお土産をキャリーバッグに詰めて、ホテルからタクシーで奈良駅へ 
ほんの短い時間でしたが、その車中でも運転手さんと、奈良の鹿や日本酒について話が弾み、最後まで楽しい気分で奈良をあとにすることができました
 
 
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帰りの新幹線では、練り物食べ食べ、ビールビール飲み飲みにひひ
 
実は行きの新幹線では、この「旅の儀式」とも言えるビール飲み飲み・・が、おなかの調子が悪くてできなかったので、ようやくこれで、帳面消えた気がしました(笑)
 
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以上でこの旅レポは終わりです。
長い間読んでくれて、ありがとね
 
でもこのあと番外編で、お土産紹介するから~(笑)