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ギンギラ太陽's


地元福岡の超人気かぶりモノ劇団
(詳しくはココ見てね♪)

「地元の人にしかわからない演劇」にこだわる姿勢があっぱれです(笑)

ギンギラは来年めでたく10周年を迎えるということで、今年のこの公演はその前夜祭的なモノ。


・・ってことで、今回はギンギラのおいしいトコだけ詰め込んだ1時間半で、初めて彼らの舞台を見る私たち家族にとってはイイ入門編となりました。

はじめに全身黒タイツに大きなねずみの耳をつけたふたり(一人は主宰者の大塚ムネト氏)登場。
ディズニーキャラクターとは思えない、「とってもガラの悪い●ッキーと●ニー」が客席へと降りてきます。

そして反対側から、今度は白いネコのかぶりモノのふたりが「は~ろぉ~」とこれまたダミ声で登場。
そう、日本生まれのキャラクター「●ティちゃん(・・と双子の妹●ミィ?)」

両者はしばしここでけなしあい、お互い「なにおぅ?!ウチらのほうがかわいいんじゃぁ~~」と。
まるで●クザのケンカです(笑)

のっけからこんな調子で大ウケっ!
娘たちも大喜びo(^▽^)o

今回は「おいしいトコどり公演」ってことで、これまでの公演で人気の高かった演目「女ビルの一生」(6年ぶりの再演だそう)ってのをやってくれました。

今はなき中洲の玉屋さんとその昔呉服町から「天神の南の端っこ」へ移転したマダム大丸の2つのデパートのライバル競争。

もちろん役者さんはデパートのかぶりモノをして、「人格を持ったビル」として演じるワケですが、面白かったなぁ( ̄∀ ̄*)イヒッ

ギンギラの舞台は見たことなくてもTVで紹介されてるのを断片的に見たことがあったので、だいたいどんなものかわかっていたハズですが、こんなに面白いとはっ!
たぶん綿密な取材に基づいてるからこそ面白いんだと思うんですよねー。

その一例↓
マダム大丸のセリフ
「地下鉄がウチまでつながらないって知って、もう自分の手でガムシャラに掘って掘って掘りまくったわよ~~!10億円かかったわ~」

中洲の玉屋さんのセリフ
「実はね、私もお役所さま(福岡市)には天神へって誘われたの・・だけど迷ってるウチに東京のナントカってとことお役所さまはさっさと手を結んじゃって・・(IMSのこと)。そのあと下川端再開発の時にはもうウチにはそんなお金残ってなかったのよ・・(で、リバレインには出店できなかった)」

↑も、それに小ネタ満載の「お蔵出しスペシャル」(「夢敗れた人々」が時代の川を流されていくという演目では、必死に川の流れに逆らって泳ごうとする赤字経営の佐賀空港に気球ふたりが(佐賀はバルーンフェスタで有名)、「飛行機はあきらめて気球でいいじゃないのぉ~~♡」とまた~りまとわりつく場面に爆笑)も面白かったんですが、書き下ろし新作の「幻の戦闘機 震電」ってのが何も知らなかった私には非常に興味深かったです。

第二次大戦末期、実はこの福岡の地で、これまでにない画期的な戦闘機が生まれようとしてたんです!
それが震電。

ゼロ戦よりもはるかに速く、そして高くまで飛べる戦闘機。
しかも危険が迫った時には操縦士が脱出もできる。
まさに敵機B29に勝るとも劣らない戦闘機です。

しかし、検査、試験飛行も終わり、大量生産のラインも稼動するという日を2日後に控え終戦を迎えました。
完成した戦闘機震電は世に出ることなく、それにかかわる一切合財の図面・資料とともに、その数日後に焼き尽くされたそうです。

非常にシリアスなテーマですね・・だけど役者はすべてかぶりモノかぶって演じてます(爆)
格納庫だとか、戦闘機だとか・・のね(^_^;)

大塚氏自ら豪語するとおり「地元の人にしかわからない」とは思いますが、それだけに、地元の人には超ウケる舞台だと思います。

実は私は3年前、飯塚の嘉穂劇場で彼らの舞台を見る予定でチケットまで入手していたんですが、舞台目前に台風被害で劇場が壊滅的状態になり公演は当然中止。

その後も1度、今回と同じ劇場である西鉄ホールでのチケットをゲットしようと思ったら、出遅れてすでに全日程完売。

・・で3年かかってやっと今回観ることができたわけですが、ぜひ次回からも見たいと思いました。
娘たちも「来年もまた見た~い♪」って言ってるし。

しかし今回の公演のチケットもすべて完売だったそうなので、気合入れて早めにチケット取らなくちゃね(^_^;)

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お・ま・け


開演5分前に入場した私たちでしたが、劇団のみなさん、いろんなかぶりモノかぶって客席回って写真撮影に応じてくれてました。

これは劇団主宰者の大塚ムネト氏と一緒に。
かぶりモノはこちらの人にはおなじみの博多ぶらぶら(笑)

ちなみに彼が作・演出・かぶりモノ制作を一手に引き受けているそうです。