中国で暮らす437 (行くぞ千島湖へ04)
今回の旅計画が始まったのは昨年の暮れでした。菜の花の写真が撮りたいと話すとSさんは江西源婺をあげ、旅行社と打ち合わせして旅立ちの直前に菜の花は無理のようです。 2014年4月蘇州北站(バスターミナル)へ楽器工場の丁さんの息子さんが迎えに来てくれました。丁さんを探すのに一苦労ですが,大きな鞄を押していますので沢山の黒車(白タク)や荷物の運び屋が言葉を掛けてきますが,まるで聾唖者のようなKonちゃんです(笑)Mさんが戻って来ました、その反対方向に丁さんの顔が見えたときにはホッとしましたよ。マツダの新車で出迎えてくれました。27万元(432万円)高いでしょう! ガソリンは1リットル8.6元(137円)とか給料を考えると中国の暮らしも楽ではないですね。二胡工場は片田舎でアヒルが散歩する処から近代的な工業新区へ換わっていました。グーグルで見ると南北4キロ、西東に3キロ広大な工業団地です。中小企業の集まりみたいに思えました。二胡を作る工程や機械は同じでしたね(笑)12時になり、「食事に行きましょう」と6人で出かけました。工業団地の中にはレストランやホテルまで揃っていて、形だけは立派に整備された工業区という印象です。二胡工場の社長、息子さん、上海から二胡を買いに来た親子、通訳のMさん、そして私の6人でテーブルを囲みました。席に着くと、5人が同時にナイロン袋に密封されたコップを取り出し、お湯をかけてティッシュで拭き始めました。私も真似をしてお湯で洗浄しましたが、同じ中国人が用意したコップを中国人が疑って洗うという行動に、思わず見入ってしまいました。蘇州ですから、名物の蓮根料理と太湖のエビはやはり出てきます。蓮根がとても美味しく、「很好吃」と言うと、もう一皿追加してくれました。 ここまでは賑やかに会話しながら食事が進んでいましたが、料理が少なくなってきた頃、突然話題が変わりました。「安倍総理は良くない。戦争を仕掛けている」と切り出されたのです。最初は4人から、やがて通訳のMさんまで加わり、5人からの総攻撃。やはり国や文化の違いを痛感しました。選挙を経験したことのない国民には、日本の政治制度そのものが理解しづらいのでしょう。「日本では支持率が高く、あと2〜3年は続きますよ」と話すと、「早くやめさせなさい。中日のために良くない」とまで言われました。受け身のまま、10分ほどこの話が続いたでしょうか。レストランの近くで、面白い車を見かけました。農発エンジンを積み、後ろは荷台。ピカピカの新車が走る横を、トントントンと大きな音を響かせながら併走していく。こういう車がまだ普通に走っているのが、今の中国らしさでもあります。「そろそろ商談の話をしましょう」と話題を切り替え、ようやく工場へ戻りました。二胡を6本と部品を購入し、急いで蘇州北駅へ向かいました。Sさんから「5時までに無錫へ来てほしい」と電話をいただきましたが、どう考えても無理です。「無錫の友人がコンドウさんを待っています。夕方の渋滞前に着いてほしい」とのことでしたが、時計を見るとすでに5時が近い。6本の二胡を購入、部品も購入して蘇州北駅に急ぎます。5時までに無錫へ来て欲しいとSさんから電話を頂きましたが無理ですよ。無錫の友人が待っていますと、夕方の交通停滞前について欲しいとの要望ですが時計を見ると間もなく5時が近づいているのです。切符を買う際、男性はパスポートか身分証が必要とのことで、Mさん(女性)はすぐに購入できました。ここでMさんとはお別れ。彼女は昆山へ、私は無錫へ向かいます。バス代は22元(374円)。高速バスで1時間ですから、これは安い。しかし、外国人の移動はだんだん厳しくなってきていますね。