これから2話を書いて行きます。

それでは楽しんでってください

【主人公(モノローグ)】

あの日・・・マイカさんとの合同握手会。

初めて、ファンとしてじゃなく、『同じステージに立つ側』として彼女を見た。

そして、初めて拒絶された。

サインをお願いした瞬間、彼女の笑顔が消えた。

でも、それでよかったと思ってる。

返してしまったCD。

でも、それで終わりにはしたくなかった。

もらった初回限定盤ではなく、通常盤をもう一度買う。

ファンとして、適切な距離を保つために。

私は、彼女の歌声を聞ければ、それでいい。

​【岩井】

今日のことは気にするな!

【主人公】

はい・・・

【岩井】

それにしても、CDを買い直すなんて・・・

ファンとしては、限定盤がほしいだろうに・・・

【主人公】

・・・

【岩井】

他人の言葉に、少しは逆らってもいいんだぞ?

【主人公】

それはできません・・・

私にとって、『言葉』は、『誓約』ですから。

【岩井(モノローグ)】

そのときの彼女の瞳は、静かだった。

感情ではなく、信念で生きている人間の目だった。

○○月××日

​【MC】

では、ホワイトドラゴンズの皆さん!困った新人の話、お願いします。

【レイジ】

ああ、同じ事務所の主人公のフルネームなんですけど。

【シンジ】

そうそう!

見た目は可愛いのに、性格が地味でさ〜!

【アキラ】

同じ事務所の先輩として、恥ずかしいよね!

【ススム】

正直、芸能界、向いてないと思う!

【ホワイトドラゴンズ】

主人公のフルネームは今日をもって、芸能界を引退しろ〜!

​【主人公】

お言葉ですが、私はこの仕事で、必要としてくださる方々のために立ちます!

​【MC】

(どうすりゃいいんだ、この空気・・・)

​【レイジ】

はっきり言って、君のその地味さが、俺らのイメージを下げてんの!

わかる?

​【プロデューサー】

カメラを止めろ!収録中止だ!

数時間後

【主人公】

どうぞ・・・

【岩井】

入るぞ、主人公の名前くん!

【主人公】

・・・

​【岩井】

今日の件、事務所でも問題になってる!

テレビ局側も、あの番組を打ち切るそうだ!

4人には違約金が発生するだろう・・・

それから、今後は共演NGの方向で検討している!

​【主人公】

はい、わかりました・・・

​【岩井】

あっさり受け入れるんだな?

​【主人公】

『引退しろ』と言われたので、その通りにします!

ただ、芸能界を離れるつもりはありません!

彼らとは、もう共演しないというだけです!

​【岩井】

なるほど・・・

それが君の『誓い』か・・・

​【主人公】

はい・・・

言葉を裏切るのは、私自身を裏切ることになりますから・・・

​【岩井(モノローグ)】

そのとき、私は悟った。

彼女を縛っているのは他人の言葉じゃない。

自分で選んだ『生き方』だ。

誰かに命じられたんじゃない。

彼女は、自分の中のルールで立っている。

​【岩井】

わかった!君の決めた道を、私が守る!君に関する公式声明も、君のマネージャーであり、社長である私の責任で出す!

​【主人公】

ありがとうございます、岩井さん・・・

​【岩井】

(立ち去る)

​【岩井(モノローグ)】

君に関する公式声明を出す。

そう決めたのは、守るためじゃない。

彼女の『誓い』を、世の中に証明するためだ。

いかがでしたでしょうか?

引退しろなんて、普通の芸能界では言いませんよね?

この時点で、岩井さんは主人公ちゃんに惚れます。

マジです!!

マジなんです!!

これぞ、少女漫画の展開!

こういう物語の少女漫画です

これを書いたのは、1年前です

ではでは