現状

 

今年の5月GWを利用して、約1週間地元に滞在した。

もちろんやることは空き家再利用のための下準備。

 

空き家再利用のためにまずすべき事は2つ

【庭を当時の美しい状態に戻し、物件紹介用の素材として写真に残す事】

【建物の中身を空っぽにし外部からの見学が可能な状態とする事】

 

上記の目的のためにGW滞在中にやることはリストにすると以下の通り。

・駐車場のプレハブ小屋撤去

・母屋のごみ分別とごみ処理場に直接持ち込み

・庭師さんとの打ち合わせ

 

以上である。

 

GWミッションのために事前に不動産屋に連絡を取り、

プレハブ小屋撤去をリーズナブルに引き受けてくれる業者の紹介

をお願いした。

 

快く返事をもらえて事前に見積だしてもらい、業者さんはアッサリと決まる。

ただしプレハブ小屋に残っている中身は全て出した状態で当日を迎える条件付き。

プレハブ小屋の撤去は4日目に依頼。

 

そしていよいよ当日を迎える。

 

 

 1日目

 

母、弟2人も参戦し、それぞれ持ち回りの部屋を決めて早朝から黙々と作業開始。

ほぼゴミなのでひたすらゴミ袋に詰めていく。足の踏み場がなくなったら駐車場にゴミ袋を搬送の繰り返し。

うん、全然終わらない。

 

古い家あるあるだが、押し入れの奥行きが広く、かつ天井付近にも押し入れがあってそこにも物が詰まっている。

広い家のくせにとんでもなく空隙率が良すぎる。

大人4人で一日やれば各部屋なんとか空っぽにできるだろう。そんな風に思っていた自分がいかに安直であったか。

 

祖父母2人で暮らしていた40年間の積み重ねは祖父の収集癖なんて氷山の一角に過ぎず、伊達じゃなかった。

 

一旦お昼休憩にした後、一度駐車場にあるプレハブ小屋の中身を確認してみる。

これが更に大きな誤算。

書籍がひたすら保管されている記憶だったが開けてみるとまず足の踏み場がない。工具やら木箱やらチラシ、新聞などでびっしりと埋め立てられていて、そして物凄い糞尿の臭い。。。。

どうやら越冬でねずみかなんかが使っていたのか新聞などが細かくかみ砕かれて巣を作っていた模様。

おまけにプレハブ小屋には祖母の生け花道具がかなり保管されていて剣山やはさみがむき出しで置かれている。

 

いやいや破傷風なるわと。軍手してても迂闊に触れないし、まだねずみが中にいてもおかしくないのでマスク二重にして

スコップで乱暴に外へ掻き出していく作業。最悪。

 

床が見え出してからようやく書籍棚の中身見ていくが棚にびっしりと大量の書籍たち。そして生け花道具の花瓶やらそれに関連する者たち。たったこれだけのスペースにどんだけ物詰めるんだと心折れかける。

 

3日目には空っぽにしなきゃいけない以上、弟2人の作業を中断させ最優先でプレハブ小屋の処理に取り掛かる。

これで初日は終わり。3人で対応して半日でプレハブは片付いた。言い方変えると3人で半日かけないとプレハブ終わらなかった。。。。

 

 

 2日目

 

昨日と同様各持ち回りで黙々と作業を続けていくがこの時点で薄々と気づいてきた。

これは終わらないと。。。。

昨日のプレハブ小屋にあったゴミ袋、書籍だけで駐車場の半分以上を占めてしまった。プレハブ小屋の物だけで。。

 

今回の着手で母屋で手の入っていない部屋はなくなったものの、

一切空っぽにできた部屋は風呂場と居間くらいのもので残りの部屋はせいぜい半分片付いたくらい。

そして大型家具や家電は動かせていない。

そして二階建ての蔵というラスボスも手付かずで残っている

 

作業しながら費用対効果考えても業者だ、これはと心を決めたのである。

 

 

 3日目

 

前日で弟たちは帰っていったので母と二人で作業。

3日目にやることは、

2日間でたまったゴミをごみ処理場へ直接捨てに行く

である。

母は自分の車を。自分はレンタカーで軽ワゴンを借りる。

そして黙々と車に詰められるだけ詰めてごみ処理場へ向かう

 

GWの合間の平日は皆さん考える事が一緒でごみ処理施設の営業開始前からごみを捨てに来た車で列ができている状態だった。

 

家からごみ処理施設まで片道20分。朝から夕方の17時まで母と合わせて計8往復して2トン以上捨てた。

でもおそらく全体のごみの1/20くらい・・・・

詰めて向かって並んで出して、戻って詰めてを延々繰り返し一番疲れたのがこの日だったかもしれない。

 

 

 4日目

 

4日目はプレハブ撤去日。

業者さんが作業している間も当初の予定ではごみを詰める予定だったが、完全にあきらめ。

ゴミ業者の調査と金銭的価値があるものの仕分けを中心に行う。

 

今回依頼した業者は金属を扱う業者さんで、ありがたいことにプレハブ以外にも金属であれば料金そのままで引き取ってくれるとの事。

庭に放置されている原付バイクやガラクタもまとめて持っていってもらった、感謝。

 

プレハブは解体せずそのまま吊り上げてトラックに乗せて持って行ってもらったが壮大だった。

お昼前から作業してもらって夕方に完全撤収で料金は14万程度だった。

 

これで外はようやくスタートラインに立った感じ。

小学生以来の広さに戻った。

 

 

 

 

 

 GWを終えて

 

反省点。ゴミの量を見誤っていた。

蔵に残っている物量も含めるとやはり大型トラックを用いてまとめて一気に作業してもらう必要性を感じた。

致し方ないが100万円以下で引き受けてくれる業者を探すタスクを追加。

 

加えて、ごみとして処分する前に価値がありそうな品々をどういった方法で処分していくか。

できれば価値があるものを適正価格で譲り、業者依頼の費用に補填したい。

 

ここが大変で売るにしてもアクセサリーや貴金属は持って帰れるし、わかりやすくていいが、

着物、骨とう品、絵画、オーディオ機器などの扱いをどうするかまだ結論に至っていない。

 

無人だからあまり色んな人に住所知られるのも怖いし

一個一個メルカリなどで出品するほどマメに帰れない

かといってごみ処理業者にまとめて売るのも果たして適正価格かという不安が残る

 

この辺が年内の課題。