甲南大学のホームページを拝見しておりますと、文化会交響楽団のOBによる演奏会の案内が掲載されておりました。
個人的にFacebookで体育会の同期とも交流をさせて頂いておりますが、部によってはOBによる試合が行われたり、学習院大学とのOBチームとの交流戦をされたりしておらえる様ですし、また当然、その競技の指導者として現役のチームに携わっておられる方もいらっしゃいます。
考えてみれば体育会、文化会共に、大学を卒業、クラブを引退しても、その競技等を継続する事が可能なケースが多いのでありますが、應援團に関しては社会人スポーツのチームがある企業に就職でもしない限り、競技を継続する事はまずありません。
以前もご紹介させて頂いた拓殖大学應援團様の様なケースを除けば、現役團員に指導する時くらいしか、現役時代、、培った技術を活かす場はない様に思います。
應援團の場合、応援会場で応援を行う、或いはどこかの舞台で演武を披露する、そしてその為の錬磨を日々、行う、これが活動の過半を占める訳ではないという側面があります。精神修養の場として、團室の雑巾がけから先輩の身の回りのお世話、極端な事を申せば学ランを着たまま應援團員として夜のネオン街を徘徊している時ですら、修業と言えます。
應援團員としての自覚を持って行動する中で身をもって覚える事、またその活動を通じ構築される濃密な人間関係が應援團の醍醐味であると個人的には理解致しております。
しかしこれらの事は大学という限定された社会の中でのみ運用可能な体系であります。よって杯を傾けるのがOBが集まった時の常態的な姿であるというのはある意味、正しいのかもしれません。
ただこれだけでは組織の発展はない事は明白であります。應援團なりの生涯現役たり得る形態を模索する必要を感じる今日この頃であります。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会