新聞紙に纏わる珍話(後) | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

相手校が荷物を置く下敷きに使用していた「日本経済新聞」に一頻り感嘆した後、ふと我が方の荷物置きスペースを見ますと、不時着したUFOから脱出した異星人とのコンタクトに成功した事を1面を使って大々的に報じている大阪スポーツ、通称大スポが敷き詰めらておりまして、さすがに恥じらいを感じたのか慌てて裏返します。するとアブドラ・ザ・ブッチャーに鬼の形相でジャンピングニーパットを決めるジャンボ鶴田の写真。さらにページを替えるとセクシーな写真と共に「連載!美女玉門占い」の記事、到底、知性で対抗出来得るものはありません。


そんな現実に眩暈を覚えているうちに対戦校團員はさっさと荷物を置き自陣へ駆け戻っているではありませんか。慌てて作業を済ませ自陣に戻るもののこっぴどく先輩に叱られたのでありました。


しかし今、思えば、きっとあれは対戦校の陽動作戦だったに違いありません。後に同校の團員と親しくなりましたが、酒と女性にダラしない様は我々と大差ありませんでしたし、とても日経新聞の愛読者とは思えませんでした。

そう考えると我々はまんまとしてやられた訳でありますので、現役が再建した折は「ニューヨークタイムス」でも使用する様、指示したいと思う今日この頃であります。




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八代目甲雄会広報委員会