エコノミーなヤツら【5】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

キャバクラの無料ドリンクを摂取し、再び夜の雑踏へ舞い戻る下級生2名。アルコールは補給出来ましたが、時間にして10分か15分程度の事でありますので、高揚した気分を鎮めるには至りません。


結局は再び三宮をウロウロと徘徊するばかりであります。三宮のナイトゾーンは決して広い訳ではありませんので、同じ場所を何度も回る羽目になる訳ですが、事情通の屋台のタコ焼き屋やホットドック屋の兄ィが「何や、先輩の出迎えか?ご苦労さんやな」などと声をかけて下さいまして、商品をご馳走になったり致します。

そうやって無意味に歩いておりましても、人の流れや身なりなどを見ておれば「どうやらこのビルに人気店があるらしい」とか「この通りは高級店が多いらしい」等という事が分かって参ります。もっともすぐに彼らに役立つとは思えませんが、先々、役に立つ事があったのやもしれません。


次の彼らの狙い目は泥酔した人が増える23時以降であります。この時間帯にウロウロしておりますと「おい、そこの学生服!」と声をかけて頂く場面が再三ございます。我々のOBの知り合いの方、甲南卒業生、他大学応援団OBが主たる顔触れであります。


就中、他校応援団OBは口が悪いものの、親切でございました。「貴様!どこの団の若い衆だ?」と声をかけられ、少し身構えてしまいますが、お話してみれば良い人ばかりで、お酒をご馳走になるのが常でありました。

意外と関東の大学応援団の方が多かった様に思います。後輩の活動を見に行く事もままならぬ関西で、ふと見かけた学ランが郷愁の念を呼び覚ましたのでありましょうか。そんな気持ちも今では大いに分かる今日この頃であります。


甲南大學應援團OB会

八代目甲雄会広報委員会