「あすなろ三三七拍子」第2話 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

本ブログにてご紹介した責任を感じている訳ではなく、ドラマとして楽しんでおりますので、ドラマ「あすなろ三三七拍子 」について再びコメントしたいと思います。


応援団がテーマという事で視聴率が低迷→打ち切り、といった事態になるまいかと危惧しないでもありませんでしたが、初回が7.7%、第2話が5.1%と厳しい様であります。ただこれはこのドラマに限った訳ではない様で、本作の直後の10時から放送の人気作「GTO 」でも6.2%だったそうでありますので、ドラマ全体が低迷 している様であります。


放送が開始された以上は打ち切りというのは悲しゅうございますので、最終話まで無事、放送される様、皆様の視聴をお願い申し上げる次第でございます。


第2話が22日(火)に放送されておりましたが、番組が始まって1週間というにも関わらず新入団員は3名に増えておりまして、羨ましい限りであります。

それもドラマ故の誇張は止むを得ないと申しますか必要でありましょう。経験者でなければ分からぬ細かい描写ばかりでは、多くの方に喜んで頂く作品にはならぬと思われます。


この作品の見どころは現代における応援団の在り方を世に問うている点にあると思っております。昭和に語り継がれていた応援団の悪しき因習を含め、負の遺産は多々ある様に感じます。ただ負の遺産と申しましても、それが即純度100%の悪という訳ではありません。その時々の時代背景によって必要とされた、或いは一定の普遍性を持った、次代に継承すべき良き点も含まれている様にも思っております。


残すべきもの、廃すべきものを明確に選定し、次代へ継承可能な形を現代の担い手の立場で模索する必要がありましょう。ただこれは口で言うほど容易な作業ではありません。

本作がこの難問を考える一つのヒントになるのではないかと愚考致す次第であります。


甲南大學應援團OB会

八代目甲雄会広報委員会