10月29日の日テレ系で23時から放送されているニュースゼロ
で、『「応援団女子」活躍のワケ』と題し以前、ご紹介させて頂いた中央大学の本城団長の事が取り上げられておりました。女性が活躍する大学応援団というテーマです。他にも成城大学で活躍する女性リーダーも取り上げられ、ある部分、今日の応援団業界は女性によって支えられている、というニュアンスでございました。
考えてみればこの報道そのものも女性がリーダー部として活躍しているという現状がなければ、なかったものだと思われますので、事実を伝えている事は確かでありましょう。
時折、ふと気になり現存する大学応援団のHPを拝見する事がございますが、確かに女性リーダーが増えた様に感じます。こういった報道があればまたその傾向に拍車をかけ、報道に触発され応援団を志す新たな女子学生が現れるやもしれません。こういった傾向は斜陽傾向にある大学応援団に注目を集め、門戸を広げる効果があると思われますので、業界としては歓迎すべき事態でありましょう。
この手の報道の論調として「大学内で男社会の代表格と言える応援団の世界でも現在では女性が活躍している」というものが殆どであります。その前提としては根拠は曖昧ながらも応援団=男性特有の文化、という暗黙の認識がある様に感じます。歴史的に見れば一面の事実ではありまはしょう。
本来、応援団が大学の中で果たすべき役割や使命を考えますと、その担い手に問われるのは、母校愛や心構え、意気込みであり、国籍や性別でない事は明らかであります。より多くの方を対象に門戸を広げるべきでありましょう。
ただ我々として申し上げたいのは、これまで世間に対して「應援團」という存在を良くも悪くも知らしめた担い手であった男子学生の奮起を期待したいという事であります。このブログで以前、ご紹介させて頂いた福岡大学や龍谷大学で応援団を復興させた学生の様な元気があり且つ行動力がある若い人が我が母校にも現れないものか、一日千秋の思いで待ち焦がれる今日この頃であります。
八代目甲南大學應援團OB会広報委員会