消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―
著:豊田正義 kindle価格:584円(文庫¥693よりも109円お得)
【七人もの人間が次々に殺されながら、一人の少女が警察に保護されるまで、その事件は闇の中に沈んでいた──。明い人柄と巧みな弁舌で他人の家庭に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にし、さらには恐怖感から家族同士を殺し合わせる。まさに鬼畜の所業を為した天才殺人鬼・松永太。人を喰らい続けた男の半生と戦慄すべき凶行の全貌を徹底取材。渾身の犯罪ノンフィクション。】
【1】レビュー
ノンフィクション作品を主に読む私が最もお勧めする一冊。
私はサイコパスと呼ばれる人格を持つ人に学生のころから興味があり、映画や小説、事件のwikipedia等でたくさん触れてきたつもりだった。
が、今まで見てきた、読んできたサイコパスがサイコパスだとしたら、この北九州・連続監禁殺人事件の主犯「松永太」はサイコパスを超えて、バケモノや怪物と呼ぶにふさわしいと思った。人間ではないのだ。サイコパスは人間の人格を指す言葉だから。松永太は人間ではない。人間の形をして人間界に降りてきた怪物だと思う。
「どうしてそんな怪物が生まれてしまったのか?」
この本には松永太の出生についてはほとんど書か…
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