~主な登場人物(5)~
ネオ・ジオン軍(袖付き残党軍)
○キャスバル・レム・ダイクン、(年齢不詳・ジオン自治共和国・ズムシティー出身)



レウルーラ艦内で、ジオン・ズム・ダイクンの嫡子であることを公に認めたが、実質的には銀色の仮面で素性は未だに隠されている。ダイクン派やソロモン派等の旧軍閥系は、キャスバルを支持して艦内の多数派を形成していく。愛機は、かつてのシナンジュを彷彿とさせる真紅のMSN-00iインテルニスト。

○アンジェロ・ザウパー大尉(ジオン共和国:ズム・シティー旧グローブ出身)、シャアの再来と云われた「フル・フロンタル大佐」亡き後のネオ・ジオン軍の再軍備に奔走する。元フロンタル親衛隊長として、一部の若手士官や下士官からの信頼が厚く終戦直後「ローゼン派」と呼ばれる軍閥グループを真っ先に形成する。ローゼン派の後ろ楯は、影の最高責任者テニスン・バケット中将との噂もあるが定かではない。レウルーラ艦内戦略会議の際に、キャスバル貴下の分隊が、テニスンを殺害されてしまう。愛機は、かつてのローゼン・ズールを彷彿とさせる、AMS-138クランケン・カッセ。


アンジェロ親衛隊
○ヘルムート大尉、モンケ中尉、シュタイナー少尉から編成された新親衛隊。4年前の終戦直後まで実戦の空気は感じつつも、親衛隊候補生や学徒兵であって後方支援の艦隊任務に着いた。フレニア着任後、アンジェロの指揮権剥奪に依って、アンジェロを守護する親衛隊の新編と地球のジオン残存軍の回収の任に命じられる(事実上の左遷)ローゼン派であることは、アンジェロ唯一の拠り所であり彼らの拠り所でもあった。


旧ネオ・ジオン軍地球降下部隊
○アヴリル・ゼック大尉(ジオン共和国出身)、4年前、地球のジオン残存軍支援の為に送られた部隊の戦闘員唯一の生き残りで、本人は不本意と思いつつジオン残存軍を、本国に戻せる事が叶うならと、地球から宇宙に帰還させる「宇宙進攻作戦」の総指揮官を任命されている。ライヒチュ作戦参謀長の作戦計画に則り、地球各地で散発的な撹乱戦行動に移す。またそれとは別に大規模な帰還作戦と首都攻撃作戦の三段構えに打って出る。


ザビ家
○ミネバ・ラオ・ザビ女王(ジオン公国:ズム・シティー出身)、ザビ家唯一の正統なる後継者。

ジオンの再興を望む軍人・軍属等の光。4年前、ラプラス事変とその翌年の不死鳥狩り事件に関与して以降、消息を絶っていたが、スキゾ・フレニア大佐ことキャスバル・レム・ダイクンにジオン自治権放棄の引導を渡すために公に現れる。ザビ家の旧軍や一部の連邦軍とユニコーンガンダムを率いて立ち上がる。


民間人(CIVILIAN)
○バナージ・リンクス(旧インドストリア7出身)、4年前、ラプラス事件に遭遇して、シンギュラリティー1(ユニコーンガンダム)を駆る。

ラプラスプログラム開示の真実を知り、真のニュータイプと開眼した。ラプラス紛争終結後、ミネバと伴に表舞台から去る。しかし、翌年の不死鳥狩りにミネバと介入し、行動を伴にする。バナージは、封印されてた愛機のユニコーンガンダムを開放して、再び戦禍の渦へと身を投じる(かつて、ガンダムはジオン軍から「白い悪魔」と揶揄された)


地球連邦空軍(E.F.A.F)
○アシュラフ中尉()一年戦争を知らない戦後世代。連邦空軍士官学校を卒業した後、トルコ自治共和国に配属される。連邦空軍往年のコア・ブースター乗りだ。


○マスーメフ少尉()一年戦争後の戦後世代。連邦空軍士官学校を卒業と同時に、トルコ自治共和国配属の任当たる。アシュラフ中尉とは同郷で、有りコア・ブースター乗りとしてタッグは、最高のコンビネェーションを組んでいる。


旧ジオン突撃機動軍所属
○ジオン海軍カスカス方面潜水艦隊所属の2隻。


旧ジオン公国軍アフリカ方面軍残存部隊
○アブドル・アッバス大尉、(ジオン公国第2番地ランバ出身)

(ジンネマン参考)
3度のネオ・ジオン戦争に乗り遅れたアフリカ最後の戦士。ジオン公国末期、デギン公は、初代アブドル・アブドラに戦功から貴族の称号を与えられた。男爵家となったアブドラは、一族挙げてジオン軍に出征した。アッバスはアブドル一族の末裔。ジオン独立戦争終結後は、ジオン共和国政府の賄賂で得た地位として、貴族の位を剥奪されて、駐留連邦軍の監視下に置かれた末に一族を地球や各サイド等に引き裂き抑留される。アッバスは、地球降下作戦後もアフリカで旧軍を率いて長期的な潜伏生活を続けた。
旧第3次地球降下作戦アフリカ方面軍第315機動MS戦闘残存団を率いる隊長で、地球連邦政府の首都・トルコ自治共和国のイスタンブールの攻撃を目指す(愛機は、MS-07B6グフ・カスタム改)

○ムスタファ曹長、(ジオン公国第2番地ランバ出身・東欧系アラブ人)アッバス直属の下士官で在り信頼厚い右腕でもある。アッバスと伴に潜伏生活を続けて来た第315機動MS戦闘残存団の生き残り、本国ジオン共和国の自治権返還を受け入れる事は到底承服できないと、最後の作戦行動に打って出る。

○ラシード上等兵、(ジオン公国軍出身第2番地ランバ出身・中国系アラブ人)、ドダイ改(地上用サブ・フライト・システム)操縦士。ジオン独立戦争時代は学徒兵として地球降下作戦に参加した。既に終戦から21年の時が流れて現地の人々と擬似的な家族関係が生まれて、心配されながらジオン残存軍を送り出された。