【旧介護職制度(~2016年以前)】
○介護福祉士(国家資格)
     ↑
○介護職員基礎研修
     ↑
○訪問介護員研修1級
     ↑
○訪問介護員研修2級
     ↑
○訪問介護員研修3級



【現介護職制度(~2017年、現在~)】
○認定介護福祉士
      ↑
○介護福祉士(国家資格試験あり)
      ↑
○介護福祉士・実務者研修(試験なし)
      ↑
○介護職員初任者研修(試験あり)

(介護ボランティアや無資格)



【新介護職制度(~2019年度の導入予定)】
○認定介護福祉士
       ↑
○介護福祉士(国家資格試験あり)
       ↑
○介護福祉士・実務者研修(試験なし)
       ↑
○介護職員初任者研修(試験あり)
       ↑
◯生活援助従事者研修(試験あり)
                                                         ↑
(介護ボランティアや無資格)--



厚労省は、全国共通の新制度と位置付けて 「介護入門研修を、2018年度から導入を目指す方向でいましたが、来年度『生活援助従事者研修(旧ヘルパー相当)』の導入を決める方向でいます。生活援助者研修は、59時間で、介護職員初任者研修(130時間)の半分の講座と筆記テストが組まれています。旧訪問介護員研修時代の制度にほぼ戻ったと云う状態でしょうか。
今後は、介護ボランティアや無資格で働く現場の方に、59時間の研修を受けてもらい最低限の知識を持って、施設では「清掃や介助と配膳」を、居宅介護では「食事や清掃」を担う制度だそうです。
因みに介護職員初任者研修は、130時間の研修+実技2日間(施設実習と居宅実習(いわゆる介護ヘルパー))







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ハサウェイです。


なんだか旧訪問介護員研修制度と似た構造に思えて来るのは私だけでしょうか?(旧訪問介護員研修制度は、2級から介護職員基礎研修や1級から介護福祉士に飛び越えることもできたそうです(実務に合わせたり、下から順序だてて、上がったりの両併期制度でした))


3K(きつい、汚い、給料が安い)と云われて久しい介護職ですが、私は介護職に誇りを持っています!


名誉ある職務だと思いながらも…たいへん…匂い…がって、私もかつてその一人でした。


しかし、場数を踏めばそんなことは、小さなことで、気にならなくなります!!


私は介護職員なので覚える事がたくさんあります。見守り、配膳、トイレ誘導、清拭、陰部清拭、移乗、オムツ交換(オムツ・リハパン・パット))、入浴介助(外介助(浴室へ誘導して衣類の着脱)・内介助(機械浴へ誘導や一般浴))、レクリエーション、嚥下体操、清掃(各居室やトイレ)、洗濯、食事介助、口腔ケア、記録作成、輪番制のリーダー等々。


匂いについて最近気づいたのですが、警察官(鑑識)や消防官等も匂いの現場の職務だと思いました。


自衛官もそうですね。


匂いのある現場は「名誉と誇り」のある職種です。


まだまだ介護職はマンパワー(人員不足)ですし、お給料の改善は、必要不可欠だと思います。他業種に比べると歴然です。


しかし、先ほど触れた様に介護職は、警察官や消防官それに自衛官の様に、やりがいのある職務だと私は確信しています。


と、伝えながらほんの少し前ですが、私、体調を崩してしまいました…介護施設なのではっきり言って楽しいことばかりではありません…仕事ですし、でも誰が悪い訳ではなく…ストレスを上手に流せなくなった事が、大きな引き金になってしまいました…それ以来「聴覚敏感」と云う今まで経験した事のない症状に苦しめられています。聴覚敏感は音に敏感で自律交感神経を異常に張り積めます。介護職から離れる際は、全ての音を拾ってしまい生活にも支障が出ました。今も生活に支障があり時々、両親にヒステリック気味な行動を起こしてしまい非常に苦しいです。今は、特定の音(テレビの電子音やビニール袋の摩れた音、紙のスレた音等…よくよく考えてみると結構まだある。なぜなくならないのか、悩みます。
介護職は今も好きなので復職したい気持ちは強いです。介護職に拘るあまり会社と揉めたりしました。が、今はその拘りを少し横に置きました。介護職に復職したい気持ちは、心の奥そこに留めるつもりです。介護職としては復帰できていませんが、清掃員として継続しています。介護職では、やり残したこと、覚えなければいけないことをたくさん置いて来てしまいました…悔しいですが、今はその時ではないと、己に言い聞かせています。
介護職から一線を引き今は清掃ですが、音の症状が落ち着いたら、介護職員でありながら『介護入門研修』の様な仕事の形態でも善いので勤務したいです。正直云いますと、介護職に復帰できない現実は、なかなか受け入れ難くモチベーションを保つ事に必死でした。しかし、かつて第一線で介護職を勤めて居たことは『入居者様方』からのお声で確かに救われている日々です!!
腐る日もありますが、『入居者様方との確かな縁が有る限り自分は、現職に留まる気持ち』でいます。キャリアアップできない実情を受け入れながら模索しつつ、介護職に復帰できないこと、現状は情けない限りです。
本当の意味で復職できない以上、仕事と生活のバランスが取れたら、介護福祉士実務者研修修得を目指そうと思っています。


話しが逸れました。


皆さん、介護職の魅力に気づいて下さい。
特に学生さんは、施設見学(研修)を積極的にして下さい。私は、体調を崩しても復職したいと強く願いました。それだけ価値ある職種だと思います!


介護職は楽しい仕事ですよニヤリ


最後に、精神障害者(S)、特定疾患者(S)、ニート(N)、ひきこもり(H)の皆さんの頭文字を合わせて「SSNH」と呼びましょう。
ぜひ、介護職員初任者研修または、生活援助従事者研修を受けてみて下さい!皆さんは、心に何らかの傷がある方や、その意思を上手く伝えることができない片方が多数を占めていると思われます。皆さんは、相手の気持ちに寄り添うことができる能力が備わっていると私は思います。
確信できます。


【介護職員初任者研修】



政府は、経済連携協定(EPA)に基づき外国人研修制度を使って外国人(ベトナムやフィリピン、インドネシア等の東南アジア諸国)の介護士を育てる様に制度の改正を行っています。


【介護職の外国人研修制度】







これは非常に誤った制度です。外国人の片方は、英語圏に渡る訳ではありません。日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)を覚えた上で介護用語を覚えて行くのですから、莫大な国費が投入されます。SSNHの皆さん(精神障害者、特定疾患者、ニート、ひきこもり)は日本国民です。
介護職の知識がないだけであり、ボランティアからスタートしてもいいではありませんか?
介護の現場の空気感を味わうだけでも楽しいですよ。皆さんは、介護職の担い手として最後の人材(フロンティア)なのです。かつて、過重労働者~高学歴層で構成されている訳ですから、やりがいはすぐ芽生えると想います。皆さんで介護施設を起業する事も可能かも知れません。
外国人の片方が現場を担うよりも、遥かに皆さんは、高齢者から感謝を受けると想います。外国人の片言の日本語で話されるよりは、皆さんの方が即戦力です!
もちろん外国人の片方を否定してる訳ではありません。
しかし、国の真の人材育成優先順位制度から見れば、私の伝えていることは間違っていません。


安倍内閣は、間違いを正すべきです。総理ご決断!


【介護入門研修】





(サ高住廃業の記事)




[追伸]
私は、サービス付き高齢者住宅(サ高住)で勤務しています。
平成30年(2018)1月1日から、事実上の復職を決意してましたが、やはり聴覚過敏が酷く職場や自宅でもその症状に悩まされて、しんどく介護職の復帰を断念しました。うちの施設は、本当に凄い人ばかりいます。私は知りませんが、多分健常者でない方も存在しているでしょう!公にしてないだけで…でも176時間勤務とか普通に毎月耐えられる訳です。
それは、健常者や障害者問わず、症状をストレスやノイローゼ等で精神的な限界の瀬戸際に陥っても持ちこたえられ流せる力を持つ者たち、それこそ私がよくネットやリアルで使う言葉「レジリエンス(復元力)」を持つ方々です。
しかしそうは言っても実際レジリエスだけでは対処できない事も事実です。
私にはそんな力は存在しません。ダメージを喰らい続けてそのまま入院コースに乗ってしまいます。清掃員でも解雇されるよりはマシです。
健常者の収入に比べたら端金ですが、私には相当な対価です。私にはこの言葉が似合っています。「継続は力なり」この言葉は昔から好きではありませんでしたが、今は違います。やれることをやれる範囲でやるのみです。好きな仕事でも続けられない時もあるのだと前回の失敗から学びました…だから、ムリを推してするべきではないと私は思うのです。
現職の私が勝手に命名した『リネン交換と清掃等雑務員』の仕事ですら限界を越えようとする時があります。
でも皆さん、私はこれだけは何度でも伝えたい!
介護職と云う仕事は本当に楽しいですよ。
たいへんそうなブログになってるので説得力は、ありませんかも知れないですが、こんな楽しい仕事はなかなか体験できないと思います。総人口は、相対的に減ってるのです。あと3~40年ぐらいしか経験できない仕事です。レア職です。
いづれ介護職はなくなります…人口減少で採算が取れなくなり、担い手も全く集まらなくなります。外国人介護士が居ても全く足らない日が来るでしょう…現に今、施設は潰れています(今は増えすぎ)レア職ぜひ経験してみて下さい。今日は、久しぶりに介護職員として、トイレ誘導を行いました。
介護職は神経戦です。清掃員は肉体労働…どちらもたいへんですが、入居者と関わり、労り、共(入居者と職員)に励ましたいと思えば介護職をぜひお薦めします。

(介護職員の処遇改善)