『医龍』bot (Comic ver.) @iryu_comic_bot 8月31日
朝田はヒーローじゃないんだ!!人を救うっていう目的のために、不必要と判断すれば例え仲間であっても切り捨てられる。あいつ自身は決して夢など見ない。だって、天才ってのはその道の究極のリアリストだから。(伊集院登 21巻)
よくいますよ。仕事を辞める時に血尿が出るくらい働いて見せたりして、ちょっとした自己犠牲を払ってみせる人。でも、清々しい顔をして辞めていくんですよね。何故だか分かりますよね?後に残る人間の方が大変だって、知っているからですよね。(伊集院登 20巻)
朝田に次ぐ高い技術、そして不敵な態度に惑わされてしまっていたが、本当は荒瀬がチームで最も弱い人間だった。あの二人の教授候補は、弱い者を攻め立てるやり口をよく知っている。弱者は強者に盲目的に従いたがる。或いは弱い者同士、傷を舐めあう事で更に弱くなりつつ安堵する。(加藤晶 20巻)
しかし、朝田の前でバウマンに負けた。今、あなたの心の中には二つの気持ちがあると思います。麻酔科医として、勝負に負けて今更チームには戻れないというちっぽけなプライド。もう一つは、人として救われたいという心の悲鳴。(霧島軍司 20巻)
私はそのどちらも大切にしてあげたい。私にとっては、ちっぽけなものほど大切なんですよ。弱い人間の気持ちは私にはよく分かる。恥じる必要はありません。あなたは国立が考えるより、ずっと弱い人間だ。(霧島軍司 20巻)
腕は落ちてないだと?荒瀬。腕ってやつは、上がってると感じてなきゃダメなんだよ。維持してると思ってんなら、落ち始めてるって事だ。(朝田龍太郎 20巻)
...ククク。徹底して勘違いしてやがる。息子じゃなく、患者の家族に見せられる手術をしろよ。(朝田龍太郎 20巻)
あんたはそっちでも十分、医局員にアピールできる。流行のテクニックを見せつけられるわけだ。野口一人が死んでも十分釣りが来るだろ。俺が気にいらないのはそこだよ。あんたは医者のリスクを本当の意味で背負っていない。失敗の責任を恐れていない。だから、診断も甘くなる。(朝田龍太郎 20巻)
84点と85点はほとんど変わらないけど、どの病院もきっとその1点を欲しがるよ。君ら三人、誰が教授になってもいい。もういいんだよ。最後に残った一人が、僕にその1点を買いに来る事になるんだから。(野口賢雄 19巻)
権力は美しい。人間同士、どんな関係であってもその間に権力は存在する。親友や恋人同士であっても例外ではない。人間というものを美しいと思うなら、権力もまた美しい。(野口賢雄 18巻)
いくら制度だけ作ってもさ、女が女同士で妬んだり嫉んだりするのを止める事は出来ないんだよね。ましてや、男がトップじゃ無理だよ。国立先生や霧島先生が旗振って子育て助けましょうって言っても、女の性根は変わらないよね。(井坂多岐子 18巻)
出産前診断で染色体異常を発見し、命の選別をする行為は厳密には違法だが事実上は行われている。一方、その是非については生命倫理や患者自身の事情など、複雑な問題が絡んでくるため一つの結論に至ってないのが現状だ。(伊集院登 18巻)
僕がここで決断すれば全て解決する。息子を守れる。そうでなければ、誰が好き好んで孫の命を断つ命令など...出すものか。(中略)言いづらい事だが、胎児には心臓に異常がある。...察してくれたまえよ。(野口賢雄 18巻)
子供のためにシフトに穴を空ける医者はスポイルされる。別府先生のキャリアも、もうおしまいね。結局、仕事に耐えながら運よく出産できたとしても、自分のキャリアなんて維持できないんだ...。(井坂多岐子 17巻)
決まってるじゃない...。手術をやらなきゃいいのよ。子供が大きくなるまで何年も手術室には立たない。医局員たちからの無言の圧力や教授の指示で、そうせざるを得なかった女医をあなたたちも沢山見てきたでしょう?(井坂多岐子 17巻)
伊集院先生。医局で妊娠した女医をイジめるのはね...やっぱり女医なんだよ。仕事に穴を空けられて皺寄せが来る。結婚出産と仕事の両方を手に入れるなんて許せない。妬み嫉み。私は我慢してるのにこの女、何様のつもり...ってね。(里原ミキ 17巻)
以前、循環器内科の藤吉講師がこう言ってました。医者が人の命に関われるのはせいぜい5%程度だって。5%寿命を延ばせるという事なのか、それとも5%だけ何かを支えられるのか、僕も聞いたんですけど藤吉講師にも説明できなくて。ただ何となく5%って気がするって。(伊集院登 16巻)
誰もが思う通り、木原は上司の顔色を窺って生きていく、どこにでもいる医局人だ。だが、そんな凡人だからこそ絆で結ばれれば強くなる。誰かを救うために走ろうともする。(中略)俺は一度信じた絆を、もう二度と疑わない。(霧島軍司 16巻)
バカな奴だ。しきたりを無視して院外に出れば、そこから先は全て自己責任だ。組織は守っちゃくれないのに。俺は温かい世界に残るぜ。人間ってのは数円の募金やどうでもいい親切を他人に施すだけで十分、自分を善人と思いこめる生き物なのに...。伊集院、お前はバカだ。(岡島海 16巻)
医療には金が掛かる。だから命の価値が同じなら、金を取れる人間を助けなきゃならない。将来その金でより多くの患者を救うために。大っぴらには言えないけどそれが現実だ。患者の選別なんて誰だってやりたくないさ。でもあの人は、敢えてそれをやろうとしてるんだよ。(権藤 15巻)
もし、救える可能性が全く同じ患者が二人いたとして、どちらかしか救えないとするのなら、そしてそれが金持ちと貧乏人なら君はどちらを助ける?人の命は平等だよ。金持ちも貧乏人もない。鬼頭教授はそう思っているよ。...だから鬼頭教授は、迷わず金持ちを助けるよ。(権藤 15巻)
あなたは、とことん弱い人間が嫌いのようですね...。(中略)私も弱い人間。私にとって、彼らは家族も同然だからです。村長でも家長でも構いませんよ。そんな男が教授にならないと、守れないものがあるようですから。(霧島軍司 15巻)
自由競争というわけですね。(中略)でも、本当にそうなっちゃっていいんですかねぇ。今、徹底した自由競争のルールを医局に敷けば、競争に負けた医師は淘汰されますよね。その医師たちをあなたはどうやって救うつもりですか?誰もが...あなたのように強ければいいんですが。(霧島軍司 15巻)
俺のミスを野口に刺すか...?木原。俺を刺したいのなら刺せ。どんな悪評が流れてもいい。醜い工作をする事の方が、伊集院を育てるという目的にとっては有害だ。今の俺は、目的のためにどこまでもシンプルになる。(霧島軍司 15巻)
こんな話を聞いた事がある。ある市中病院の内科医が、人手が足りないから明日から産婦人科に行ってくれと病院側に言われたそうだ。もちろん、その内科医は産婦人科の経験なんてなかった...。命令に従うか、辞職の二者択一。(木原毅彦 15巻)
確かに閉胸そのものは難しい作業ではありません。しかし、気付いていますか?伊集院先生。皮膚の埋没縫合に使う針のサイズは、冠状動脈で用いるサイズとほぼ同じなんですよ。皮膚縫合を疎かにする者が、冠動脈をちゃんと縫えるはずがない。皮膚縫合も大切な仕事なのです。(霧島軍司 14巻)
助手に閉胸をやらせて手を下ろし、ダラダラと手術を終える医師も多いですが、私はそんなつもりで君に任せるわけではありませんよ。最後まで緊張感を持って素早く閉胸し、体内を外気に晒す時間を少しでも短くして患者の負担を減らす。それを君に学んでほしい。(霧島軍司 14巻)
伊集院先生、まずは落ち着きなさい。仮にこの心室細動が君の責任だとしても、それはそれで構わない。研修医が完全である必要はないのだから。君は失敗していいのです。それは私や一般の外科医はおろか、教授ですらも持つ事の出来ない、研修医だけに許された特権なのですから。(霧島軍司 14巻)
考えてみれば、朝田もまた蛮人だ。「権力」と「患者の命」、求めるものは違うがそれを得る手段は極めて暴力的だ。しかし、暴力的故に奴らは強い。俺は何を求めている...?それをはっきりさせなければ、あの蛮人に勝てるはずがない。(霧島軍司 14巻)
しかし、現場のスタッフは皆知っていた。俺が、俺こそが朝田の影なのだと。俺は凡人である事も既に認めた。誇りは捨てたはずだ。なのに何故、心は満たされない。俺が本当に欲しがっているものは...何だ!?(霧島軍司 14巻)
俺も今さら教授選で不利になる事は出来ない。結局、俺が口止めすると踏んでいるのだ。一度泣いた闘犬は、二度と戦えないと知っているのだ。(霧島軍司 14巻)
野口は正しい。誇りがなければ葛藤があるはずもない。だが、人はそんなに簡単に変われはしない。無論、野口はそれを分かった上で言っている。自分の強さを見せつけ、優位に立つつもりだ。そうやって俺の気持ちが折れる瞬間を待っている。(霧島軍司 14巻)
この期に及んで誇りを守ろうなどという気持ちは、権力を争う者には最も毒なんだ。僕のようになりなさい。闘いの前に誇りなどいらない。シンプルに利益だけを追うんだ。そうすれば、誇りは後から付いて来る。それが出来ない奴は、いつまでも負け犬だ。(野口賢雄 14巻)
今、このミルクを綺麗に舐め取る事が君にとって最も有益な事なんだよ。つまり、誇りなど捨ててミスを隠すという事だ。自分にとって必要なら誰が見てようが構わない。例え朝田が見てようが、僕なら平気で舐められる。コンプレックスなどつまらない。(野口賢雄 14巻)
これは君のためでもあるのだ、伊集院君。凡人が無理な背伸びをしても、大きな挫折が待っているだけなのだから。(中略)朝田がいなくてホッとしているのか...俺は。そんなバカな...あり得ない。俺はもう二度と、奴と同じ土俵では戦わない。(霧島軍司 13巻)
ちょっと体を壊すと政治家なんてこんなものですわ。あちこちから、お断りの電話です。明日の手術、大丈夫ですかねぇ...。一本だけ、ダメですかねぇ...。(田原よしてる 13巻)
伊集院先生は真っ直ぐで誠実ないい若者だと思いますが、霧島先生は功名心にはやった政治家ですな。よう見てきましたよ、ああいう人を。若くてキレるけど、いずれ大きな失敗をするもんなんだ、あのタイプは。(田原よしてる 13巻)
名人が考える術式は一見、理に適っていて非常に魅力的ですが、我々普通の医者には毒となる。無論それは患者にとっても悲劇です。(霧島軍司 13巻)
本当に才能のある人間は、周囲の人間の個性を殺していってしまう。医局の縦社会が医局員の才能を殺すのと変わらない。伊集院先生は、そんな轍に引っ掛からずに成長してほしい。成長しなきゃならない。朝田先生が誰より大事に育てている人だから。(里原ミキ 12巻)
あいつはステータスを欲しがる奴じゃない。UCLAという場所に拘りなんてないだろう。今、眼の前にいる患者が全てだ。良くも悪くも、明日の夢なんて見ない男だよ。俺は朝田のそんなところが好きだが物足りなくもある。外の世界で暴れるあいつを見てみたいとも思う。(藤吉圭介 12巻)
どこの病院でも麻酔医は不足している。そのため、深夜の緊急手術が出来ない病院すらある。明真でも数少ない麻酔医が睡眠を削って頑張っているけど...。こんな状況で、常に100%の力で働ける人間なんていやしないさ。(伊集院登 12巻)
皮肉な事に君は優秀すぎた。だからといって一番足の遅い医者にペースを合わせるわけにもいくまい。患者にとっても、君の才能にとっても不幸な出来事だった。君は自分のレベルに合った、もっと広い場所で戦うべきなんだ。行けよ、アメリカへ。そこがお前の新しい戦場だ。(国立笙一郎 12巻)
お前たちには見えないかもしれないが、大多数が木原のような平凡な人間だ。患者軽視と言われようが、誰かが彼らの存在を守らねばならない。俺は今は凡人である事を誇りに思う。平凡な人間たちと共に根を生やして生きていけるのだからな。(霧島軍司 12巻)
木原の下の名前を知っているか?...だろうと思ったよ。俺もそんな木原と同じ、ただのありがちな凡人だ。加藤は若い世代を育てる事で改革を進めるつもりらしいが、木原のような何の取り柄もない、今さら変わる事も出来ない男たちはどうなる!(霧島軍司 12巻)
俺が初めて明真に挨拶に来た時、医局員たちと一席設けられた。そこに木原がいた。上司にへつらい、目下の者には大きな態度。他人の話を聞くより自分の話をするのが大好きな、ありがちな男だ。それ故に、その日木原が何をしていたかなんて誰も覚えちゃいない。(霧島軍司 12巻)
その通りだ。俺は凡人だ。お前と朝田が気付かせてくれた。礼を言う。幼い頃から俺は優秀だった。競争というものに敗れた事もなかった。期待され、それに応える事が当然だった。今にして思えば医者にありがちなタイプだったな。(霧島軍司 12巻)
その点、あの老人は優秀だ。任期満了まで教授職にしがみ付き、戦の仕掛け時を見誤って教授選に敗れるか、適当な理由を付けて辞職し、不意打ちを仕掛けて勝利するか。野口の選択はこの二つしかない。野口に決断させるために、少しくらいなら国立や加藤を応援してもいいくらいだよ。(霧島軍司 12巻)
平凡な人たちの心を掴むのが上手い。それは霧島軍司自身が凡庸な人間だから。こんな公約なんて何の意味もない。破ったところで何の罰則もないのだから。口実を作れば、医局員などいくらでも飛ばし放題。(里原ミキ 12巻)