自治労・労働運動をともにしてきた仲間が集う

こんにちは

松江の行政書士&ファイナンシャルプランナーの小室寿明です

去る2月3日、松江市のホテル一畑で「石橋大吉さんを偲ぶ会」があり参加しました。

もう知らない方も多いと思いますが、石橋氏は、1986年から2000年まで4期14年間、島根県選出の旧社会党⇒旧民主党の衆議院議員として活躍してこられた方です。

石橋氏が安来市職出身、私が県職員労組出身ということで、同じ自治体職員労働組合（自治労）の一員としてご縁がありました。

また、私が1991年に島根県議会議員となってからは各種政策や政党の運営などで支え、中海本庄工区干拓事業の中止と事業見直しに向けて取り組みました。

しかし、その後やむなく袂を分かち選挙を戦うという厳しい局面もあり、島根県は衆議院の自民党独占を許す結果となりました。

そして、2009年に9年ぶりに私（小室）が衆議院議席を得て、全国でも数県の民主党議員不在の状況を克服したのです（経過は以下【若干の経過】参照）

【若干の経過】

1986年　第38回衆院選・島根選挙区（5人区）で社会党公認の石橋大吉氏が初当選。

1989年　「山が動いた」と言われる参院選・島根選挙区（1人区）で、社会党推薦の岩本久人氏が初当選。

1990年　第39回衆院選・島根選挙区（5人区）で石橋大吉氏再選。

1991年　県議選・松江選挙区（7人区）で小室寿明初当選。

1993年　第40回衆院選・島根選挙区（5人区）で石橋大吉氏3選。非自民8党会派による細川連立政権が発足。

1994年　自民党・社会党・新党さきがけによる村山連立政権発足。

1995年　石橋・岩本両氏とともに「民主・リベラル新党をつくる運動」に踏み込む。県議選・松江選挙区（7人区）で小室再選。岩本氏が参院選・島根選挙区で惜敗。

1996年　中海本庄工区干拓事業見直しで与党3党合意（石橋氏は与党・社民党（＝旧社会党）の農林水産部会長）。小選挙区制導入後初の第41回衆院選・島根1区で民主党公認の石橋氏が惜敗するも、比例中国ブロックで復活当選（4選）。

1999年　県議選・松江選挙区（7人区）で小室3選。

2000年　第42回衆院選・島根1区で民主党公認・石橋氏に対し、無所属の会公認・岩本久人氏（元参議院議員）が出馬する野党・自治労分裂選挙となり、いずれも落選。小室は岩本氏を支援し、民主党を除籍処分となる。

2003年　県議選・松江選挙区（7人区）で小室4選。

2005年　第44回衆院選・島根2区に民主党公認で小室出馬するも惜敗。

2009年　第45衆院選・島根1区に民主党公認で小室出馬し、惜敗するも中国比例ブロックで初当選。民主党・国民新党・社民党による政権交代なる。

2012年　第46回衆院選・島根1区に民主党公認で小室出馬するも惜敗。中国比例ブロックでも議席獲得ならず。自民党による政権交代となる。

▲次男の石橋通宏参議院議員がお礼のあいさつに登壇。

偲ぶ会には、労働運動の高揚期に自治労・労働運動で石橋氏と活動をともにしてきた仲間（多くは市町村職の組合役員を経て管理職の部長、議員として活躍）が集い、口々に故人の思い出や功績を紹介。

お礼に登壇した次男の石橋通宏参議院議員（情報労連出身・全国比例）は、「仲間のために奔走するおやじは、家にいることはほとんどなく、遊んでもらった記憶もない」としながら、「戦争はダメだ」「本を読め」と教えてくれたと述懐。

「今こそその教えを受け継ぎ、政治の場での役割を果たしたい」を決意を述べました。

混迷する政局の中、存在感を問われる労働運動と政治を考える機会となったものと思います

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故・石橋大吉さん（元衆議院議員）を偲ぶ会