先日、他のジャンルのアートの集まりで、参加者の方にゼンタングルアート経験者の方が二人もいらっしゃったんです。

 

それぞれに作品を描きながらの雑談の中で、そのお二人が「ゼンタングルって細かいよね」「小さい紙に描くあれ、老眼にはきついわ」「瞑想どころじゃなかったわ」というお話をされていて。あ、でもこれは、他の方からも聞いたことあります。

 

「使ったことがなかった擦筆の使い方は、他の絵を描くときのためになった」という、なるほど!な感想もありました。

 

わたしは、自身がゼンタングルをしていると伝えていなかったのもあり、経験者の率直な感想をきくことができたわけです。ふむふむ♪と話を聞きながら、もくもくと妖怪のイラストを描いていました。

 

その会話を聞いていて思ったんです。「私自身もいずれ、小さいタイルに描くのが大変に感じる日がくるのだろうなぁ」無理にならない方法を選択するのは大切なこと。

 

そんなこんなで、大きい紙に描いてみよう!と思いついて引っ張り出してきたのは、以前購入していたランプライトのスケッチブック

 

画材屋さんでみつけて「コットン100%の高級紙」とあったので「公式タイルと同じだ」と思って手にとって。さらに、表紙は大好きなオレンジ色だったので、ひとめぼれ。買ってはみたものの、すぐに使う機会がなく、引き出しの中にしまってあったものです。

 

 

前置きが長くなりましたが、本日は「サイズの大きい紙でゼンタングルする場合の紙と擦筆」と題して、ランプライトのスケッチブックでタングルしてみた感想と、それに伴い「この擦筆、いいわ!」なプチ情報もつけくわえて、お道具情報をお伝えしていきますね!

  ランプライトのスケッチブック♪でタングルしてみた感想

紙の面積は(ざくっとですが)、長方形のファイタイル2枚とスクエアタイル2枚分相当です。でも、大きく描けばよいので大丈夫。

 

実際に描いてみての感想ですが、大きい用紙の魅力は、好きなタングルを思いっきり描けること。でもあります。

 

描いていて気持ちよく感じるタングルってありますよね。または、何度描いても飽きない大好きなタングルがあったり。そういうのをのびのびと描いていると集中できますし、楽しめます。それが、大きな用紙の魅力の一つだと思うんです。

 

また前出の元タングラーさんのように、老眼や目のつかれなどで、細かい作業が大変。という方にもよいと思いました。

絵は生首妖怪の設定の、タングルを使ったイラストです。仕上がりはコワイ雰囲気ですが、描き心地の点では、気持ちよく描けました。

 

紙自体は優しい暖色の白色。表面は少し凹凸ありますが、ピグマ01と05で描いた細い線がすっと走りました。

 

色付けにチョークパステルを使用したのですが、擦筆でのばすと粗い目がみえる状態に。わたしは、そこが独特の雰囲気になり、味わい深くなるのでよいなと思いました。でも、このサイズでこの材質だと、水彩鉛筆使った方がよいのかな?

 

用紙のサイズは237×157mm、13枚綴り。公式タイルと同じコットン100%。両面使用可。水彩紙で300gなので着色したり保管する作品用にも適していると思います。このグラムというのは、縦横1メートルの重量のことを表すようです。200g以上あればそこそこ厚めのようなのでご参考までに。

 

また、この画用紙を販売しているの株式会社ミューズさんについてネットで調べましたら、ホルベインと同じで日本の企業とのこと。日本人として、ちょっと嬉しい。

 

昭和35年に創立、画材店や学校に画財用紙を販売するようになったのだそうです。国産初のコットン100%水彩紙として、このランプライトが開発されたそうです。歴史あり。な紙なのですね!

 

 

以上、国産の高級紙、ランプライトスケッチブックでタングルしてみての感想でした。

 

このオレンジ色の1冊に、大好きなタングルを溢れさせていこうと思っています。続きましてさっぴつ情報です。

 

  大きめサイズの紙にタングルするときのおすすめ摩筆

ときがたつと、感想とか意見って変わることがあるものです。

 

以前、ホルベインのものと勘違いして購入してしまった擦筆(さっぴつ)。以前ブログでは、失敗談としてご紹介していました。

 

そのときの擦筆セット、円周が5㎝以上のものも含まれており「このぶっといの、使う機会、ないでしょう」と半分はお蔵入りになりそうだったのですが…。今回の絵で重宝しました。

 

 

複数の色を使って大きめの画用紙で鉛筆や色を伸ばしたいとなったときには、この太い擦筆が、とても役に立って。 

 

謎のメーカーによる「AGPTEK22点さっぴつセット」。買っておいてよかったなと思いました。

 

 

画像は、ランプライトスケッチブックと、謎のメーカー擦筆2本、そして手前が公式擦筆の画像です。

こうして並べてみると、公式さっぴつ…ポケットに入れられるサイズとだけあって、ほんとうに小さくて可愛らしい。


このようにお道具も気になったものを揃えておくと、そのときは使わなくても、「こんなことしてみたいな」と思ったときに大活躍することも。個人的に、ちょっと嬉しかったできごとでした。

以上、スケッチブックとさっぴつ情報でした。お気に入りのお道具が見つかりますように☆