世の中には安価でデザインの可愛いものが出回っていますが…最近、そういうものではなくて、つくりての想いがこもった品を少しずつ揃えたくなりました。時間も手間もかかるものなので、高価なものもあったりしますが、それでも大切に創られたものを使いたい。
そんな思いから今回はお店をまわり、自分用にいろいろ買っちゃいました!すべて、ネットなどで販売していないお店です。
自分の心が喜びそうなものを選んで、素敵な品々を自宅に持ち帰ることができました。
遠くから行ってみてよかった!と思った厳選のお店を3選、ご紹介してみます。
おすすめ1:小糸焼窯元koito pottery
小糸焼窯元さん。創業75年で、求めやすい価格の普段使いの器が多い印象。
雑誌でみかけて行きたいなと思っていたのですが時間がなさそうなので断念。ですがタクシーで飛騨の里へ向かう途中、タクシーの運転手さんに「ここの小糸焼は…」と紹介されて、飛騨の里の徒歩圏内にあることがわかり、喜び勇んで立ち寄ったんです。
公式サイトに掲載されていた直売店の連絡先に連絡してみたところ、店主が隣の工房にいるらしく、「店の前で電話くれたらお店あけますよ」とのこと。
小糸窯四代当主さんが気さくな雰囲気で迎えてくださり、店内では焼き物初心者のわたしにもじっくりつきあってくれました。一人でも大丈夫です。
お店の隅に先代の焼き物も置いてありました。わたしは、夏にも涼し気な青い器が素敵だなと思って。紅茶のためのカップと花瓶と小鉢を購入。
たまたま飛騨の里ではフランス人団体を見かけたので、フランス人にも好まれそうな青色だなと思ったのですが…当主さんによると、オーストラリアとか海外の方もよくいらっしゃるみたいです。気に入ったものは飾ったり保管したりするより、使うのがよいと思いますので…帰宅後さっそく、色と手触りを楽しんでいます。
高級すぎず、日常使いできる価格なのも、よいなと思いました。
またこのお店の裏には、アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス作品が納められた飛騨高山美術館も。サイトに「宝石箱のような館」とありますが、まさに、それ。展示の一品、一品が宝石のようで。
わたしも館内のあまりもの美しさにに涙が出そうになりました。小糸焼窯元とセットで訪れて、東西それぞれの職人技に触れてみるのも素敵だと思います!
おすすめ2:戸澤漆器
古い町並みにある戸澤漆器さん。高山には伝統的な「飛騨春慶」と漆器があり、戸澤漆器はその直売店のようです。日常使いでで漆器塗りの器を使ってみたいなと思って訪問。無理しないでも買える価格帯。木目はそれぞれ違うので、手に取って自分が好きなのを選んでみました。ぐい飲みとスープカップを購入。
店主さんなのかスタッフさんなのかは聞きそびれてしまったのですが、対応してくださった方はスキーをされる方のようで「北海道からきました」というと「先月もニセコにすべりにいきましたよー」と。道民として嬉しくなった私です。北海道と岐阜って遠いよね…なんて話をしながら楽しくお買い物させていただきました。とてもカジュアルな雰囲気です。
おすすめ3:三嶋和ろうそく店
洋キャンドルが大好きで、いろいろなあかりを灯して魔女の館状態の我が家。でも、和ろうそくって使ったことなかったんです。職人さん手作りの和ろうそくのお店が飛騨古川にあるときいたので、絶対に行きたいと思っていました。
三嶋和ろうそくさんです。
店主によると、ろうそくは燃焼時間別に15分、40分、1時間、2時間、3時間と5種類あるそう。デザインは白、赤、紅白のまだらと三種類ありました。
わたしは燃焼1時間の紅白デザインのものを10本購入。
専用のろうそく台も必要かなと思ったのですが、店主さんは「こんな感じで透明の器に石かなにかを敷き詰めてろうそく台をつくってみるのもよいよ」
ネット販売はしていないとのことですが、お店に電話して燃焼時間と本数を言ったら郵送で送ってくれるそうです。
おすすめ:行けなかったけれど…蜻蛉舎
蜻蛉舎(あきつや)さんは雑誌でみかけて、地元のガラス作家・安土忠久氏のいびつな形のガラス作品が入手できるとあり、あの白洲正子さんも絶賛していたのだとか。
私の中ではマストなお店でした。営業時間や休業日も調べた上で高山についたらまっさきにかけつけたのですが…時間が遅かったのか閉店していました。断念しましたが、とても気になっていたお店です。
自分へのおみやげも