何が感動のツボにはまるのかは人それぞれですよね。人との出会いや以外なできごとが感動を深めることもあります。ここでは、今回の旅で、個人的に特に感動した場所を。


おそらく、旅行の情報を調べられている方は、同じような場所の情報をたくさん見られてきたと思うんです。ここでは、ガイドブックなどで積極的に紹介されていないけれど感動した場所をご紹介。おまけで、少し肝試し的な体験も。

 

 

 その1:飛騨高山美術館

 



飛騨の里から徒歩7分でいけるホテル内の飛騨高山美術館


ここね…大きなスペースではないですが、宝箱のようです。アロマの香りに久石譲風の神秘的な音楽…(美術館スタッフの方に曲名をきいたところ、館内用に創られた曲ということでした)


アールヌーヴォーやアールデコの巨匠の作品が納められているそう。わたし、そういうの詳しくないのですが、ガラス工芸が大好きで。だから「美しすぎて感動した」としか書けないのですが。

 



ほとんど人もいなくて、独り占め状態。ときおり来られた他のお客さんからは「きれいー」という声しか聞こえず。自分の感性が喜んだ場所です。こんな美しい空間を創り上げた方ってどんな人なのだろう。

 

 

 その2:飛騨古川まつり会館

飛騨古川の白壁土蔵を歩いていたら祭囃子が聞こえてきて吸い込まれるように入った場所、飛騨古川まつり会館この館内で上映されていた飛騨古川祭のビデオの映像に圧倒されました。たしか上映時間は18分ほどで、1時間に3本上映されているようでした。


リアルでみるのもよさそうですが、椅子に座ってダイジェストをみるでも十分迫力が伝わってくるものがあり心奪われました。

 



なんでも、氏神のご神霊が降ろされる日に、御神輿が町を巡行するさいに、氏子は御神輿が通る道に塩をまいて塩の道をつくりながら清めていくのだそうです。古くからの伝統を守る日本のお祭りもいいなと思ったものです。

 

 

 その3:JR高山駅の高山祭屋台の台紋展示コーナー

JR高山駅には、改札を出たところの通路で動物や草花、文字などが書かれていた祭りの台紋などが展示されています。デザインが好きだからかもしれません。それぞれに工夫が凝らされた文様のようなもの。大変感動しまして。JRの出発時間より前に駅に到着してぶらぶらしてみたら、とても見ごたえある展示がありました。

 



無料の展示コーナー、他の方は興味なさそうに素通りしていましたが、わたしはさまざまなデザインに圧倒されました。高山駅でお時間のある方は、ぜひ♪

 

 

 その4:天満酒場 久右ェ門
 

 

地元の居酒屋、天満酒場 久右ェ門さん。予約していきました。ご夫婦なのかしら?女性の方が大分、男性が大阪から移住されたようです。とても気さくな方達で、いろいろ配慮してくださり。アットホームな雰囲気で、女一人でもカウンターで心地よくお食事できましたよ。

 

お造り。器も綺麗。

大将が山に入って採ってきたという花わさびのしょうゆ漬け、飛騨牛のたたき、お刺身などをいただきました。
やっぱり飛騨牛♪

どれも丁寧なあじつけで、その変化のある味に数々に幸せな気分に。
 
常連の方のお話もとても楽しく。山菜の天ぷら一皿と日本酒までごちそうになりました。

ごちそうさま♪

高山は人も食も、最高。旅のはじめに美味しさと地元の方の暖かさに感動。地元の方、ここのお店に行けてうらやましい!
 

 

 その5:森の実工房

 

別記事でも書いたのですが、こちらでも再度ご紹介。古い町並みの老舗通りと呼ばれる上の弐之町にあるアートな森の空間、森の実工房さん。店主の小林さんが目を輝かせて語る森の話をきいて、本当に森が好きな方なのだなと。
 


お店も、森の香漂うアート空間。あれなに?これは?と好奇心を刺激するものばかりで、わたしの目も輝いてしまっていたかもしれません。

店主の小林さんによると、こちらのお店はガイドブックなどにはのっていないのだそう。手作りのきのこの木彫りや6月から販売されるというタンポポのドライフラワーグッズはは外国の方にも人気とのこと。

 


かわいい♪


わたしも、美意識高く、自然を慈しんで生きていこう…と。感化された時間でした。

 

 

 番外編

あとから調べましてもとくに心霊スポットではないようでしたが、高山駅近隣のある某鍾乳洞(いちおう場所名をあげず)で不思議な体験をしました。




徒歩40分ほどで通り抜けられる誰もいない洞窟…ちょっと心細く。(途中、清掃のおじいちゃんが洞窟内でホースでじゃーじゃー水をまいていて、癒しスポットに感じました)


朝一番で一人占め状態で歩いたのですが、ただその途中、月の世界と名付けられた場所付近で異変が。目の端に白くて透明感のあるカーテンのようなものが、目の端でちらちらゆれる箇所がいくつかあったのです。

 

あれ、目の病気か?幻覚?精神よろしくないのか?それとも…?途端に、ひんやりした薄暗い空間で固まったわたし。後追いの足音のように聞こえなくもない雨音で怖さが倍増。いやいや、ここは何も考えずに…と足早に出てきたのでした。


バス停からの送迎あり。ドライバーの方によると「一人で入るのは怖いから、他のお客さんが来るまで待ってます」と入り口でまつお客さんもいるのだとか。わたしは時間がもったいないので一人でがしがし暗闇を進みましたが…気持ち分かります。


ひとり旅。このようにたまに心細いこともあり。洞窟は、おや?な現象があり、一人では怖さを感じました。ですが北海道の森でヒグマに遭遇するよりは、かなり安全かと思われます。

 

 

まとめ

飛騨高山は食も、人も、美意識も。不思議経験もひっくるめて大好きに。そして、職人さんたちから、心をこめてものをつくることの大切さを教えていただきました。とても思い出深い場所の旅先のひとつです。


みなさんも、心に残る旅を☆