夜になると、空気がゆるやかに落ち着いて、
お部屋の香りもいつもより静かに感じられることがありますよね。


季節が移り変わるたび、
同じディフューザーでも香りの広がり方が少し違って感じられる…。


そんな小さな変化に気づくと、暮らしがふわっと豊かになる気がします。

 

春は、窓を開けたくなるやわらかな空気。
風の流れがゆるやかで、

香りがふわっと軽く漂うように感じられますよね。
心もほぐれて、香りが一歩先に季節を知らせてくれるような時間です。

 

夏は、あたたかさと湿気が混ざった空気。
香りが少し濃く、

くっきりと感じられることも。
夕暮れどきの蒸し暑さと香りがゆっくり溶け合って、
季節らしい深みを感じる方もいるかもしれません。

 

秋は、空気が澄んで「香りそのものの色」が見えるような季節。
穏やかな広がり方の中で、
ひとつひとつの香りの表情がはっきり分かるような気がします。
日々の気づきが、

すっと心に落ち着いていくような印象があります。

 

冬は、乾いた空気が香りの輪郭を静かに届けてくれる季節。
暖かい部屋の中では、

香りが浅く、やわらかく立ち上がって、
夜の時間にほっと寄り添ってくれるように感じられます。

 

「香り」はモノというより、
空気と季節がつくる「景色のような存在」なのかもしれません。


今日はこう感じる、明日はまた少し違う…。


そんなゆらぎに気づけると、
暮らしの中にやさしい余白が生まれる気がします。

 

日々の空気をそっと味わいながら、
季節といっしょに香りを楽しんでいけたらいいですよね。

 

今日も、あたたかく過ごせますように。