ちゃぴ育ペア好き💕

ちゃぴシシィとシュガーフランツのあなたが側にいればでボロボロ泣いた
宮廷では皇帝なのに皆皇太后の顔色を伺ってるし、自分の意見は言えない中で屈託なく笑顔をくれたちゃぴシシィにそりゃあ一目惚れするよね

剣ゾフィーが凄く好きなんだけど、彼女も芝居がリアルというかバイエルンからハプスブルク家へ嫁いできて自分だけの才覚で皇弟の息子でしかなかったフランツをわずか18歳で皇帝にしたというのがよくわかる。お見合いに行くというゾフィーに対峙するシュバルツェンベルグ侯爵の朝隈さんの芝居が良くて、思わず後ずさりする様とかゾフィーへの畏怖が伝わっていいんだわ。

剣ゾフィーの「結婚はよその国に任せておけばよい、幸運なオーストリーは結婚で絆を結ぶのです」の言い方もすごく好き、シシィの「乗馬の稽古を」に対する「だめよ」が最高で、”もう本当にこの娘は何もわかってない、こまったこと”という呆れた様子に、決してシシィを憎んでいるわけでなく、花嫁修業も殆どされずに嫁いできてしまった若すぎる皇后をなんとかしてあげなければという愛とでもこりゃ困ったわといううんざり感と、でもね、彼女はフランツくんの一目ぼれ初恋を受け入れてくれていて、やっぱりそこにあるのは愛だと思うのよ。

山崎トートやっぱり面白いわ。ちゃぴシシィとだと、彼女が嗅ぎ取る時代と自分の心の闇が人型になったようにも見えるんだよね。人型になった故に一丁前に感情を持ってしまってシシィに振られてはむくれる様とか面白過ぎる。そして何と言っても歌が上手い！！！

トートって振り幅の大きい役で「カリスマ」さえ感じさせてくれればどんなトートもありだと思うんだけど、そういう意味で今期の古川トートと山崎トートは持ち味が全然違ってて面白い

ちゃぴ次回はがっつり踊るシシィでやってくれないかなぁ
ちょっとした操られ方とかやっぱりすごく上手いので特に最後のダンスとかもっと踊って欲しいなぁ

ちゃぴシシィはかなり良い腕を持った狩人だとお見受けするので、どうみても狩りがヘタクソなシュガーフランツがシシィに狩りを教えてもらう未来があったらこの二人は幸せな夫婦になったろうになぁと

立石ルドルフは国とハプスブルク家を守ろうとしてるけれど任じゃないんだよなぁ

ちゃぴシシィを観てふと思い出したんだけれど、ちゃぴは宝塚時代も花ちゃんが演じた激情のカルメンや鳳凰伝のトゥーランドットをやった時に花總まりとは違って生々しさがあったんだよね、そこがいい意味でシシィのリアルさに繋がってる気がする

花シシィは「魂の自由」を求めた結果自分の中に誰にも触らせない本当の自分を結晶化させた感じだけど、ちゃぴシシィは自由を求めて肉体的にも飛び出していく感じ、なんとなくシュガーフランツは花シシィと本質は似てて田代フランツは愛希シシィと似てる気がする。花シシィとシュガーフランツは自分の中に誰にも触らせない絶対領域を持ってる感じ、頑固さなのかもだけどね。

まぁ似てるが故に絶対分かり合えないだろうな、特に花シシィとシュガーフランツだと切望的に分かり合えない感じだものなあ

どれだけ深く愛していても分かり合えないのはどうしようもないわな
ちゃぴシシィとシュガーフランツだとトートが邪魔しなければ違う未来もあり得たんじゃないかと思う瞬間がある、つまりは生きた時代が違えばってことなんだろうけどね

今期はエルマー達革命家が皆長身でイケメン揃いなのだけれど、ミルクで民衆たちとの服装の差に階級差がありありで、彼らハンガリー革命家の扇動の欺瞞もうっすら見えるの怖いけどいいな。章平さんの何気ない視線とか上手いよなぁ、彼は精神病院の介護人が一番好きだけどね、シシィの皇后という外側からふっとその内面を垣間見てしまう芝居がたまらなく好き。

エリザの劇中の芝居はわりとちょっと大仰につくられていると思うのだけれど、そこが2019の成河ルキーニの時にはルキーニの妄想の中の紙芝居って感じで素晴らしくハマってたし、好きなんだけど、それでも民衆等で皆細やかな芝居をされていてやっぱり好きなんだよなあ💕

エリザベート 2022/11/8 18時公演

エリザベート　2022/11/8 18時公演