トト「これ、弁当に入れていいからね〜」
ほぉ〜。あじの浜焼きね。美味しそう。
これって…
「ラブラブロピアで買ったやつ?
おつまみかと思ってた。」
「食べてみたんだけど、ほら、あれみたい。
くるみと、小さい魚が入ってるー、
美味しいやつ!」
「あぁ、ジャコが入ってる?
つくだに?」
「つくだに…か。
つくだにのなんか読めない漢字、
何て読むの?」
「つくだにでしょ?」
「え? つくだになの?」
「つくだにじゃないの?
分かんなくなってきた。
つくだにって何? 」
「え?」
「え?」
「読めない漢字
つくだにじゃないの?」
「つくだになの?」
「ん?」
「ん?」
「難しい漢字?
どういう漢字?」
「わかんない。」
「思い浮かんでるんだよね?」
「思い浮かんでない。」
「そんなん当てれるかぁ!
大人しく、つくだににしましょうよ〜。」
「それが、つくだにじゃないのよ〜。」
スマホで検索するトト
「佃煮…。」
「佃煮だよね?これだよね?」
「ん〜ん、ちがう。」
「じゃ、どんな漢字?」
「は〜ん、分からな〜い!」
「分からんのかーい!」
「これだ!」
と、小女子を指差す。なぁんだ、
「これ、じゃこだよ、じゃーこ!」
「じゃこなのか。」
「そだよ」
「ん?」
「え?」
「こうなごって書いてある。」
「こうなご…
こうなご?
え!?
じゃこはどこに行っちゃったの!?」
「じゃこはね…えーと」
ジャコ…ザコ…!
点と点が繋がったような、繋がってないような。
中学生の時にクラス全員、漢検4級を受けたけれど、落ちたの、私とクソ頭悪い男(失礼)の2人だけだったなあ…
懐かしい思い出にひたるオカカでした。