これからシリーズで私のライフストーリーを綴っていきます。
ホリスティックセックスに関係ないのでは?と思うエピソードも満載ですが、

ホリスティックセックスライフコーチとしてどんな風にして私の価値観、世界観が出来上がったのか伝わればと思います。



ごく平凡な外資系サラリーマンの父と、フルタイムで働く母の間に生まれた私は
両親にも愛され何のの不自由もなく恵まれた環境で育った。

当時珍しく母はフルタイム勤務を続けていたので、生後2カ月から私立の保育園へ預けられた。
東京近辺で割と都会にて、認可保育園の空きがないために
保育料がかなり高めだが入ったのは認可外の保育園。
地下にスーパーと1階に八百屋が入ってるマンションの2階に2部屋分の住居を繋げたようなところが私の保育園だった。
もちろん庭もないし、トイレも一つ。
生後2カ月から6歳児までが3つのクラスに分かれて生活している。

全てが手作りの保育園で、保母さんたちがすごく暖かく、アットホームで
当時の保護者と保育園との連絡用の日誌連絡帳は今見返しても毎日びっしり「えりちゃん」の成長を
愛にあふれた視点で両親から、保育士から毎日つづられている。

1歳を過ぎた頃、ずっと待機児童として待っていた近くの公立保育園への入園が決まり、転園。

しかし、その半年後両親は苦渋の選択をする。
公立保育園に入ってから、幼い私から笑顔が消えてしまい、
毎日あんなににこにこしていたのが、笑わない子になってしまった。
そんなわが子を見て、保育料が愕然の差であるにもかかわらず、両親は無認可の先の保育園に戻ることに決めた。
 

 

 


本当に小さい保育園で、同い年は3-4人。
卒園児は、私を含めて2人だけ、弟の時には1人だけだった。
庭がないので、毎日道を歩いてお買い物をしたり、2―3km離れた公園へ徒歩で歩いて行ったり、
多摩川の土手を走ったり、小川へ行ったり。
都会にいながら、そして共働き夫婦の子供としては貴重な日常生活やまわりの自然にのびのびと触れ合うことが出来た。

庭がないのでもちろん大半は室内遊びになるのだが
ここの保育園の方針でお絵かき用の画用紙が高質なものだった。
B1の厚い画用紙を無制限に使っていいことになっていて、
私は毎日3枚ほどクレヨンで隅から隅を思い通りに描くことが出来た。


人数が少ないので保育士さんの目もすごく届くし、一人一人に真剣に向き合ってくれた。
私が面白半分で公園のありを踏みつぶしていたりしても
蟻の命の話をして、その小さな命の事をクラスのみんなでシェアする時間をとったり
家庭にいるようにアットホーム。
誕生日には担任の先生が手作りで手提げバッグや、ポシェットなどをプレゼントしてくれた。


4歳下の弟も同じ保育園に通うことになり、
保育園では誰ということなく年上の子と年下の子たちが
一緒に交流出来、面倒をみたり、遊びをならったり。

年長の最後のクリスマス会の時
私と同い年の子が2人でダンスを披露することになっていたのだけど
彼女が突然のおたふくでダウン。私はワンマンショーでステージに立つことになり
それを見た保護者の方全員が感激して涙してくれるほどアットホームな暖かい環境だった。

そんな環境で毎日愛をひしひしと感じたし
園児が少ないので年齢も男女も関係なく、命の話をしたり
創造性や個性を大切にするのが当たり前な状況で過ごした。
この頃からずっと将来の夢は保母さんになること、それくらいここでの毎日が大好きだった。
 

 

 

家へ帰ると父と母はいつも仲良しで、2人とも年の割に当時はハンサム×マドンナカップル(笑)でラブラブだった。
私が遊んでる隙に手を繋いでたりして、それを見た私が嫉妬したり(笑)

父は子煩悩で今でいう育メン。
母も料理が上手で、いつも私の事を目にかけてくれて楽しい幼少時代。
母は子供たちを愛してくれてたけど、どちらかというと愛情表現や子どもたちとどう接していいかわからない不器用なタイプなので
子どもながらに肌で感じてた。

そんな不器用な母が見守る視線に緊張してしまって、
親の前ではすごくシャイな性格に育った。

母もバリバリの都会育ちでシティガール。
マンションに住んでた当時は野菜菜園もしたことがなくても
母なりに私のためにミニトマト栽培キットを買ってきて、一緒に土を入れて種を植えた。
もちろん育たなかったけど。

父はアートが好きで週末に近くの公民館で行われるシルクスクリーンのサークルに入っていて、
時々連れてってもらっては他の人の作品作りを観たり、
教室の教壇に座って1日中ダブルサイズの黒板に思うままに絵を描いたりした。
私はフォトグラファーでもあるのだけども、
私のクリエイティビティは父と、保育園でののびのびとした工作と画用紙で培った。


そんなアットホームな理想的な保育園を卒業し、小学校に入ると
理想的でアットホームに過ごしてきたからこその試練が訪れた。
こんなに自然で純粋に育ったはずの私に暗黒時代が始まる。
※結構びっくりする内容なので要注意です