米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)が、
マイアミで行われたマーリンズ戦で、メジャー史上初の
「50本塁打、50盗塁」の快挙を達成しました。2つの
盗塁を決め51盗塁とし、6回に49号2ラン、7回に50
号2ランを打ち、達成しました。9回に51号3ランも
打ち、一気に51-51になりました。6安打、3本塁打、
10打点は、いずれも、日本人選手の1試合の最多記録と
なりました。それだけの努力をし、少年のように野球が
大好きな大谷選手、ほんとうにおめでとうございます。
私たちの予想の先をいつもいく大谷選手ですから、これから
も、たくさんの夢を実現してくれるだろうと期待します。
今年は投げられないので盗塁を増やしたい、と移籍後、球団
スタッフに強い意思を伝えたそうです。加速の向上に取り
組み、短い距離のダッシュを反復し、塁間のタイムは昨季
より0秒05早くなって、メジャー7年目で最速となった、
と報じられています。大谷選手は、心境を聞かれ「うれしさ
と安堵と同時に、記録をつくってきた先輩方にリスペクトと
いう気持ちでいる」と答えています。昨春のワールド・
ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として優勝
した球場については「一生忘れないと思うし、いろいろ
プレーしてきた球場の中でも好きな球場の一つになった」
記録達成に手ごたえをどの時点で感じたかについては
「本塁打は狙って出ないもの。自分のいい打席を積み重ねて
いくのが一番の近道だと思う。勝ちにつながるいい打席を
1打席でも多く積み重ねたいと思っていた。そういう意味
では本塁打以外の打席もよかった」と答えています。この
試合によって、プレイオフへの進出が決まったことに
ついては「チームは変わったが米国に来てから夢にみて
いた舞台。今日勝って決まったのは自分にとって大きい。
今後はそこに向けて一から頑張りたい」と話しています。
ヒリヒリする9月を過ごしたい、と移籍したドジャースで
実現してよかったです。地区優勝もめざして、これからも
野球を楽しみながら、私たちも楽しませてほしいと思って
います。