4、カリ・ユガ
「カリ・ユガ(末世の時)」になると、正義はさらに四分の一となり、ヴェーダ(聖典)によって課された行為、正義の行い、供養といったものが停滞し、災害、疾病、疲弊、怒り、悲嘆、飢え、恐怖といった要素が地上に蔓延るようになります。
その時代に暮らす人びとは、もはや神という言葉に価値すら感じなくなります。逆に物欲や金銭欲に自己の満足を求めはじめます。常に満たされるということもなく、とりとめのない不安の中で、絶えず死の恐怖に怯えながら生活することがこの時代の常識となっていきます。
空虚な哲学や思想が支配し、自らの内にある神の存在に気づける者も、もはやいなくなった時代。正義は衰退し、人もそれに伴ってさらに堕落してゆく。退廃が進めば人の生命への衝動も衰え、地球全体の衰退によって人々は生きる目的さえを見失ってゆく。科学の名のもとに神に対する不遜な道徳までもがもてはやされる最末法の時代です。
◆現代はカリ・ユガ?
こうしてみると、実は私たちの時代は、もっとも退化したカリ・ユガの時代にあたるということがわかります。確かに現在の人類は、自らの存亡すら維持できるかどうかわからない、実に情けない状態にいます。まぎれもなく四つの周期の中で、一番遅れた時代でしょう。
近代科学の名のもとに構築されたこの文明は、実は人間精神がもっとも退化したがゆえにもたらされた無機質な現実が具象化しただけの劣悪な世界だったのだということがわかります。
私たちは今、地球全体をひとつのネットワークで結び、瞬時に情報が飛びかう連携のシステムを構築しつつあります。しかし、アガスティアのように時間と空間を越えて未来にまでもその言葉を伝え、過去にまでその機縁を見つけだせるほどの達観者はどこにもいません。現代の私たちの行動は、あくまでも目にみえる3次元空間内に限ります。
アガスティアの目からみると、現代人とは実に幼稚な存在に思えるかもしれません。私たちが達成した進歩や発展などは、ただの奢りでしかなかったわけです。
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