ノーリード2 | 富士の裾野で想うVet

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地方獣医の徒然記

ノーリードについて書いたら、

その日の静岡新聞夕刊に、ドイツの犬事情が載っていた。


ライターはドイツ・ハンブルグ在住の日本人。

週1回のミニコラムは、結構楽しみにしている。


ドイツ人は、ヨーロッパでも有名な犬の散歩好きだとの事。

そこで見られる散歩風景は、日本とは大違いのようだ。


買い物について行き、スーパーの入り口で静かに座って待っている。

道でも公園でもリードを外して自由に歩く。

向こうから人や犬が来た時は、飼主のコマンド(命令)で、直ぐに飼主の元に戻ってくる。


歩道から車道に絶対降りてはいけない。

横断歩道では必ずお座りをして、左右を確認し、

車が来ない事を確認してから、人のコマンドで渡る。

リードを外して自由に動いていても、飼主の一声で即座に戻る。


つまり、しつけが行き届いている訳だ。


しつけは、一朝一夕にはいかない。

飼主の責任の元、時間を掛けて、根気よくやらなければならない。


それは犬の為にもなり、飼主の為にもなる。

社会生活をする上で、犬を飼うと決めた人の責任でもある。


何故ドイツ人に出来て、日本人に出来ないのか?


犬はペットではなく家族だと言われて久しい。

だったら、家族が社会に出て恥ずかしくないように教育するのも、

親としての責任でしょ。