そもそも「あく洗い」とは本来灰汁で洗うから「あく洗い」というのであって
木の「あく」をとるから「あく洗い」ではありません。野菜ではないので(笑
洗浄する木と同じ種類の木の灰で洗うのが最適などともいわれますが
試したことがないのでわかりません。
その後近代に至って苛性ソーダで洗うようになりました。
今でも「伝統的あく洗い」と謳っている業者でも苛性ソーダを用いているところもあります。
そして現代ではあく洗い専用の洗浄剤が販売されています。
その性能 つまり汚れ落ちは抜群で正直汚れを落とすだけならだれでもできるほどの
優れものも多いです。
ただしです、その中身は劇薬が用いられているので、大変危険なものです。
業界で一番のシェアの会社の洗浄剤を例にとってみると、具体的にいった方がいいと思いますが、あく洗いにアンモニア、過酸化水素水、シミ抜きにフッ化水素、漂白剤に、亜塩素酸、次亜塩素酸などです。
取り扱いを間違えなければ、必ずしも危険なものではない。
と言いますが、あくまでメーカー談です。
ご存知のとおり、木は水分を吸収します。
つまり木の内部で科学反応を起こさせてあく洗いするわけですが、
いちど吸収してしまった薬品を完全に取り除くのは至難の業です。
ここに職人の腕がかかってくるわけです。
誰でも出来るはずのあく洗いを、清掃業社がやりたがらない理由はここにあります。
そしてだれもがやってはいけないのです。

