あれから7年経ちましたね。

 

風化してはいけないとメディアも色々と取り上げています。

私自身、大きな災害と呼べるものを実体験したので忘れたくても忘れられない災害でもあります。

 

でもへそ曲がりなのかな・・・、私。

どうしても疑問に思ってしまいます。

何故東日本大震災だけがこんなに取り上げられるのか?

東日本大震災以前にも以後にも数えきれないほどの災害がおきています。

広島の大規模地滑り災害、御岳山の噴火災害、熊本大地震、九州豪雨etc。日本だけ見ても枚挙に暇がありませんね。

でもその後はあまり取り上げられていません。

 

東日本大震災は原発事故と言う過去最悪そして未来に向けても計り知れない爪痕を残しています。

だから注目されているのですかね?

単純に災害の規模が甚大だから取り上げられているのでしょうか?

 

数の問題だとしたらというのが私の中で大きな疑問なのです。

数が少なくっても残された方々にとっての痛みは同じだと思うのです。

 

先日私には衝撃のニュースを見ました。

調布飛行場から離陸した小型機が民家に墜落したというあの事故のその後についてでした。

驚いたことに未だに何の補償もないそうです。しかも謝罪の言葉もどこからもないとのことでした。

これがもし多くの人を巻き込んだ事故だったらどうだったでしょうね?

数の問題。

致し方ないことなのでしょうかね?

 

もちろん東日本大震災に限らず多くの災害で亡くなられた方にはただただ哀悼の気持ちしかありません。

災害に係わらず突如命を失わねばならなかった方、またそのご家族にとっては数は関係ないと思います。

 

ある小児白血病の医師が語っていました。

以前は小児白血病は不治の病と言われていました。でも最近は研究も進み不治の病ではなくなってきました。大変喜ばしいことです。でも一方で別の問題が出てきたのです。

白血病の治癒率は格段に上がりましたがそれでも100%と言うわけではなく残念ながら幼くして命を落とすケースもあります。

以前は殆どの子どもが命を落とす病でした。当時はそれぞれの親御さんがお互いを励ましあい子どもの死という辛い現実を支えあいながら乗り越えていました。

でも昨今は殆どの方が改善していく。

その中で治らない子どもを抱える方に配慮し改善していると表立っては皆さん喜べない状況。また治らないお子さんを抱えたご家族は”何故我が子だけは・・・”と一層深い悲しみに暮れる現実があります。と。

そのため小児白血病の子どもや家族と楽しむ会というイベントも縮小されているらしいです。

 

どちらの気持ちもわかりますよね・・・・・。

正しい答えはありませんが、私はただただ数だけの問題にしていいのか?というのがどうしても納得いかないのです。

愛する人を亡くした家族にとっては規模ではなく、また愛する人を残して旅立って行かれた人の気持ちも規模の問題ではないと思うからです。

でも、東日本大震災の被災地については今後もまだまだ支えていかねばならい義務があると感じていますし当分続けて行こうと思います。

 

でもへそ曲がりな私は震災で亡くなられた方々とそして、人知れずこの世を旅立たねばならなかった方の為に祈りたいと思います。