また辛い災害が起きてしまいました・・・。
ここ数年、大きな災害が頻発しています。
昔、昔、若かりし頃、一度だけ熊本に行ったことがあります。
その時、熊本の人達の優しさに触れ、
チャラチャラの若い私も感動したのを思い出しました。
若い私は当時は実はアナウンサーを目指して勉強していました(///∇//)。
そして局アナを目指していた私は熊本のとある局の一次試験が通り、
二次試験で熊本に向かいました。
ですが、知らなかったのですがその時熊本で複数の学会が重なり
県内の宿泊所は全て満室だったのです。
そういえば航空券も全く取れず、旅行会社に勤めていた従妹に
無理やり頼んで一席だけ取ってもらったのを思い出しました。
往復のチケットは全てsold out！！
でも行けば何とかなると思った私。
が、甘かった。
どうにもならなかったのです。
飛行場に着いた時は日が暮れてました。
飛行場からあっちこっちの宿泊施設に電話をしてみましたが、
全て満室
。
やっべーーーー
とは思いましたが、シャトルバスもほぼ最終に
近かったので取り敢えず市内を目指しました。
内心、最悪の時は交番だ
と思いました
。
そして市内に到着しましたが土地勘の無い私、交番もわからず
途方に暮れていました。
野宿する勇気は無く、見るとバスターミナルの２階に電気が灯って
いたので飛び込みました。
それで事情を説明しました。
仕事の面接で熊本に来た。
宿泊施設がない、どこか泊まれるところをご存知ですか？と
そこはバス会社の事務所だったみたいです。
で、驚いたのはそこにいた職員の方々。
今日は熊本市内は複数の学会が集まっていて市内のホテルは
あらゆるところで満室。
本当に宿泊予約ナシで来たの？と何度も訊かれました
。
だって、試験だけは受けたかったんだもん・・・
若気の至りってやつですね・・・・
。
私は交番に行きます！と言ったのを覚えています。
それを聞いて職員の方々が女の子（当時はまだ女の子）に
交番なんて
と
あっちこっち電話をして下さいました。
そして一つだけ見つけて下さいました。
急なんで１泊だけでどちょっと高いけど良い？って。
もうもう選択の余地なんてないですよ～
頭を何度も下げてそのホテルに向かいました。
そこは確か名前をなんとかキャッスルホテルって言ったような。
その名の通り熊本城が部屋からよっく見えました
。
ライトアップされた熊本城はそれはそれは美くして、今でも
脳裏に焼き付いています。
そしてその時気が付いたのです。
部屋のテーブルには灰皿があって吸い殻が残っていたのです。
たぶん、私が入る直前までどなたかが居たのです。
それを無理くり部屋を代わって下さったようなのです。
翌日、無事試験を受けることが出来ましたが、
当然飛行機は全て満席。
ホテルもメジャーなところは全て満室。
でも昨日よりは何とかなるかな？と思い、民宿も探し始めました。
すると同じく２次試験を受けた地元の女性が訊いてきたので
説明をすると、なんと一緒に探し始めてくれたのです
。
そして地元の女の子のお陰で民宿を予約できました。
民宿なのでそれ程綺麗な宿ではありません
。
その子は”女の子に一人でここに泊まらせるわけにはいかない”と
な、な、なんと一緒に泊まってくれました。
実は彼女は同棲している彼がいるので私が泊まるのは
お互い気を使うでしょ
と言ってくれて。
私の方がビックリでした。
宿を探してくれるだけでもありがたいのに、一緒に泊まって
くれるなんて
。
でも、今で言う女子会状態。
一晩中その女子といっぱい話して本当に楽しかった。
しかも翌日はあちらこちらを色々案内してくれました。
彼女が案内してくれた九州ラーメン、ハンパなく美味かった
正直、このラーメンを超えるラーメンに会ったことないです。
そして結局、飛行機が取れなくて寝台特急で熊本から帰ったのですが
その彼女は駅まで私を見送ってくれました。
ホームから電車が走り出すと、
走って手を振って追いかけてくれました。
私、アンタの彼氏でもなんでもないよ～
って泣きました。
（因みに私はここは見事に落ちましたぁ
。
でもとあるマイナーラジオ局で拾って頂いたので
私の声を聴いたことがある人がいるかも
）
私が出会った熊本の人はどの人も底抜けに暖かい人でした。
どうか、どうか、厳しい状況とは思いますが乗り切って欲しいです。
命を繋いだら小市民ですが私たちが出来る限り支えます。
だから頑張って
