○郡さんとの最後の物理対談
今日はKEK組卒業生の送別会であった
皆さんで焼肉
なかなかうまかった。
そしてかなりの量を食べた
![アップ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
吉○さんにごちそうになった。
ありがとうございますm(__)m
そして帰り道
○郡さんと、光のエネルギーとワットの話になった。
疑問はこうだ。
光のワットとエネルギーの違いはなにか。?
また、波長が長いのでエネルギーが低い電波(遠赤外線より低い)は、手には影響がなさそうだが、ワットを増やしたらどうなるのか?
まず一つ目の疑問に答える。
光のエネルギーとは、光子、一粒が持っているエネルギー。
光のワットとは、光子の数、である。
ワットを増やす、とは、振幅を増やすことだが
光子の数が増えれば、(同じ波長)波は強め合い、振幅は増える。
二つ目の疑問に答えるために
まず
光電効果で考えてみる。
光電効果とは、ある波長より短い(あるエネルギーより大きい)光を、金属に入射すると、光からエネルギーを与えられた電子が、金属の支配を逃れて、外に出る、というもの。
そこで先程の話
光(光子一粒)のエネルギーが大きくなるとどうなるか。(光子一粒で電子が一定量出るとする)
これは、電子一粒に与えられるエネルギーが大きくなり、電子が持つエネルギーが増える。
光のワットが大きくなるとどうなるか。
これは、光子が増えるので、光からエネルギーを受け取る電子の数が増える。つまり出てくる電子の数が増える。
ここで二つ目の疑問だが
電波は波長が長く、光子一粒のエネルギーは小さい。
だから、電子一粒に与えるエネルギーも小さい。
だが、ワットを増やすと、小さいエネルギーを与えられる電子の数が、増える。それは、表面的にはもちろん、内部方向にもそうである。
ワットを増やすことにより、光は、より物質の内部にまで浸透する。
なぜか?
光子一粒が、物質と相互作用しながら物質内部に進む距離は、限られているが、
光子の数が多ければ、物質に先に吸収された光子は消滅していくが、そこでまだ吸収されなかった光子は、生き残って奥まで進む。(物質のある場所で吸収される光子の数は限られている)
話を戻すと
ワットを増やすと、光に影響を受ける部分が、表面的にも内部方向にも増える、ということである。
ここの表面的とは、表面積ではなく、ある面積内で、影響を受ける電子の数が増える、という意味である。
電子レンジのワットを高めると早くあったまるのも、そういう原理であると思われる。
結論として
電波のワットを高めると、手の内部にまで浸透する。だが、エネルギーが高くなるわけではないので、一つの細胞が受けるダメージ量は、ワットを高める前と変わらない。
である。
それが生体に悪影響かは、畑違いでわかりません。
最後の対談は、なかなか面白かった。
今後やる人がいないので、少し退屈である。