独り言『もう気持ちはありません。』『一切連絡はとっていません。』彼女は自分達を陥れた憎き敵の懐に入り込み、今回こそはヘマを踏まないように企む。彼はそのタイミングを見計らって、呟く。『提出しました。。。』そして彼女は戻ってくる。少しやつれた笑顔で。申し訳なさそうに。きっと辛いのは最初だけ。いつか記憶は薄れて行く。その時が来るのをじっと待つ。本当の略奪が完結するのを。あの日無くしたもの全てを取り戻す時が来るのも、そう遠い未来じゃない。