【週刊】発掘!お色気ワンダーランド 第6号
~官能小説の「完璧すぎるイケメン」、実在したら社会問題!? 高スペックヒーローの生態系への(悪?)影響をKUEが徹底シミュレーション!~
理想の恋人像を日々アップデートし続ける(そして現実に打ちのめされる)日本の皆様、お待たせいたしました! あなたの脳内お花畑に、時々鋭いツッコミと一抹の真実(?)を投げかける、「【週刊】発掘!お色気ワンダーランド」! 今週も、我らが「官能小説の未知のエロを求める調査隊(略してKUE)」が、乙女の永遠の夢であり、時に現実逃避の象徴でもある、あの存在に迫ります!
今回の禁断の(そして壮大すぎる)調査テーマは、官能小説に必ず一人は登場する(当社調べ)、「完璧すぎるイケメン」です! 眉目秀麗、頭脳明晰、スポーツ万能、巨万の富、そしてもちろん絶倫(!)。こんな超ハイスペックヒーローがもし、この現実に降臨したら…? 社会はどうなる?経済は?そして、我々のちっぽけな日常は!? KUEが、その恐るべき(かもしれない)影響を、壮大な(という名の妄想)シミュレーションでお届けします!
◆ 今週の調査報告:パーフェクトヒーロー狂想曲! 理想が現実を侵食する時… ◆
「いるわよねー、そういうの! 顔面国宝級で、年収は天文学的、おまけに夜は野獣…って、もうそれ、ファンタジー超えて神話の生き物よ!」 会議室の大型モニターに映し出された「完璧イケメン生態分布図(想像)」を眺めながら、腕を組んで唸るのは、KUEの夢見るリアリスト(矛盾)、アキラさん(38歳・理想の男性像は日替わりだが、現実はいつも厳しい)。
「もし本当にそんな人がいたら、まず一般男性のメンタルが持たないでしょ。『俺、何のために生きてるんだろ…』って、そこら中で自己肯定感ダダ下がりですよ。少子化対策どころか、人類総引きこもり時代突入よ!」(アキラさん、なぜかドヤ顔)
これに対し、KUEのチーフアナリスト(自称)、サエさん(42歳・最近、AIで理想のイケメン画像を生成しては悦に入っている) は、プロジェクターで次々と複雑なグラフを投影しながら、冷静に分析結果を述べ始めます。 「えー、当調査隊が開発した『超次元イケメン・インパクト・シミュレーターver.3.1(通称:イケメンショック)』によりますと、完璧イケメンの出現により、初期段階では幸福度の急上昇が見られますが、約3ヶ月後には『イケメン格差』による社会不安が指数関数的に増大。最終的には、美の基準が極端に偏り、美容整形産業の一時的バブルとその後の崩壊、さらには『じゃない方の男性』による反乱軍が結成される可能性が、87.3%の確率で予測されました!」 「サエさん、それ、もうディストピアSF映画の脚本じゃないですか…?」というハルちゃんの戦慄の声は、シミュレーターの稼働音にかき消された。
「でもでもぉ! 完璧な人が一人でもいたら、世の中、キラキラ輝きません!? 私、その人に一目会えるなら、何でもしますっ!」 瞳をウルウルさせながら、胸の前で手を組むのは、KUEのピュア(すぎる)ハート担当、ハルちゃん(23歳・『推しは推せるときに推せ』がモットーだが、現実の推しはまだ見つからない)。 「その人が歩くだけで、周りにお花が咲いて、小鳥が歌って…きゃー! 想像しただけで幸せです! 社会問題とか、そういう難しいことは、他の誰かが何とかしてくれますよ、きっと!」 ハルちゃん、脳内お花畑が満開状態。これぞKUEの清涼剤(時々劇薬)。
そして、この現実と非現実が交錯する危険なシミュレーションを、静かに見守っていたKUEの賢者、シズカさん(55歳・光源氏も現代にいれば、SNS炎上必至と考えている) が、そっとお茶を差し出しながら口を開きます。 「皆様、いつの時代も、人は完璧な理想像を求めるものでございますわね。古の神話に登場する英雄たちも、民の願いや憧れが形となったもの。ただ、あまりに眩しすぎる光は、時に濃い影をも作り出すことを、忘れてはなりませぬ。完璧な人間など存在しないからこそ、人は支え合い、未熟さを愛おしむことができる…そうは思いませんこと? もっとも、目の前に完璧な殿方が現れたら、わたくしも少々心が揺らぐやもしれませんが…おほほ。」 シズカさんの言葉は、いつもながらに深遠で、隊員たちの暴走しがちな思考に、そっとブレーキをかけるのであった。
◆ 隊員たちの生(々しい?)感想 ◆
アキラ隊長(理想と現実の板挟み) 「ま、完璧なイケメンなんて、しょせん二次元の夢物語よ! …って言いつつ、宝くじが当たったら、まず執事として雇いたいわよねぇ、そういう人。で、毎日『おはようございます、お嬢様』って言われたい。…あ、いかん、妄想が止まらん!」
サエさん(シミュレーションは続くよどこまでも) 「次回のシミュレーションでは、『完璧すぎるイケメン』に匹敵する『完璧すぎる美女』が出現した場合の社会的相互作用、及びそれに伴う『美の最終戦争(ビューティーハルマゲドン)』の勃発確率について検証する予定です。(※編集部注:誰かサエさんのPCからシミュレーションソフトをアンインストールしてください!)」
ハルちゃん(夢見る権利は誰にも止められない!) 「もし完璧な人がいても、きっとその人にも悩みとかあるんですよ! 私が相談に乗ってあげたいなーなんて。それで、『君がいてくれてよかった』なんて言われたら…きゃー!やっぱり夢は諦めちゃダメですよね!」
シズカさん(足るを知る者は富む、でしたっけ?) 「『月に叢雲(むらくも)、花に風』と申しますように、完璧でないからこその美しさ、儚(はかな)さというものもございます。皆様も、身近な方の小さな長所を見つけて、それを愛でる心をお持ちになるのが、一番の幸せかもしれませんわね。(…と言いつつ、先日購入した若手俳優の写真集をそっと愛でているのは秘密ですわ)」
◆ 編集部より(求む!ほどほどのイケメン!) ◆
…というわけで、今週のKUEは、「完璧すぎるイケメン」がもたらすかもしれない、甘くも恐ろしい未来をシミュレーションしてみました。 皆様の周りの大切な人は、決して完璧ではないかもしれませんが、それこそが愛おしい個性のはず! …と、たまには良いことを言ってみる編集部でした。
次号予告! 「官能小説の『都合の良すぎる展開』、ご都合主義にも程がある!?~KUEが物語のパッチワークを検証!『作者の神の手』はどこまで許されるのか!?~」 あなたの愛読書も、実はツッコミどころ満載かも!? 次回もサービス、サービスゥ!