小学生低学年の頃、母親に、
「なんのために勉強するの?」
と聞いたら、
「しなきゃいけないからするんだよ。」
と言われた。
勉強がすごく嫌いだった。
五年生くらいの頃、幼馴染みとの会話で、
「俺は頭いいから社長になるよ。
お前が働くところなかったら俺の会社で働かせてやるよ。」
みたいなことを言ったのが今でも忘れられない。
多分それくらいから、金のことに興味が出てきた。
小学校の卒業文集の、将来の夢は、「金持ち」
ほかの人はサッカー選手とか言ってても、どうせ無理だと思っていた。
夢のない子供だった。
中学に入って、中二病発症。
金持ちになるなら、詐欺師になろう、とか思っちゃう。
中二病も終わり、将来のことを具体的に考えられるようになり、
結婚や家庭のことを考えた結果、リスクなどを考え、社長になるのは厳しい、と思う。
義務教育も終わり、
みんなそれぞれ学力に合った高校に進学。
学校に行かないで働く人も。
飼っている犬が病気になり、後ろ足を引きずりながらこっちによろよろと歩いてくる姿を見て、
多分一生で一番泣いた。
それを治療してくれた先生に憧れ、獣医になりたいと思った。
けど、弱っている犬を見るのが辛すぎて断念。
偶然会った中卒で働いている友達の、「今から働いて稼いだ方がいいに決まってる」という言葉に驚いた。
そして、高校二年でやっと勉強をする意味がわかった。
大学に入ったら、もっと金のことを学びたいと思う。
社長にならなくても金を稼いで、幸せな家庭を築きたい。
自分の子供が小学生になって嫌いな勉強をはじめる頃、
「なんのために勉強するの?」
と聞かれたら、今までの人生を語って、それを教えてあげられるようになるのが、今の自分の将来の夢。