<墨子語録>
◉「兼ねて相愛し、交々(こもごも)相利(あいり)す」
みなが互いに相愛し、互いに相利していく。
他人を見ることわが身を見るが如くせよ。
これは兼愛交利を主張した墨子の有名なことばである。
・・・・・
◉「唇亡ぶれば則ち歯寒し」
唇が破れると、そのすぐ隣にある歯が寒くなる。
すなわち、自分らと近く親しい関係にある者が亡びれば、
やがては自分も亡びる運命になる。
(墨子が引用した古語)
<墨子語録>
◉「乱の自(よ)って起こる所を知って、能(よ)く之れを治む」
乱は、それがなにによって起こってくるかという、
その根本を探り知って、はじめてよく治めることができる。
・・・・・
◉「子は自ら愛して父を愛せず、故に父を虧(か)いて自ら利す」
子が自分自身を愛して父を愛さず、父を損失させて自分の利益をはかる。
このように互いに愛することを忘れることは、乱のもとである。
君臣・兄弟・夫婦のばあいもすべて同様である。
これは差別なく相愛せよとの墨子の兼愛説の反対の弊である。
◉「乱の自(よ)って起こる所を知って、能(よ)く之れを治む」
乱は、それがなにによって起こってくるかという、
その根本を探り知って、はじめてよく治めることができる。
・・・・・
◉「子は自ら愛して父を愛せず、故に父を虧(か)いて自ら利す」
子が自分自身を愛して父を愛さず、父を損失させて自分の利益をはかる。
このように互いに愛することを忘れることは、乱のもとである。
君臣・兄弟・夫婦のばあいもすべて同様である。
これは差別なく相愛せよとの墨子の兼愛説の反対の弊である。