今日はピーター・F・ドラッカー『現代の経営』からの学びを書こうと思います。ご紹介する言葉は次のものです。


 士気の高い組織は、トップマネジメントの士気が高い組織である。


 組織の文化が腐るのは、トップが腐るからである。「木は梢(こずえ)から枯れる」




ドラッカー名著集2 現代の経営[上] ドラッカー名著集2 現代の経営[上]
(2006/11/10)
P.F.ドラッカー

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私はサラリーマン時代から、様々な営利組織や非営利組織を見てきました。


例えば、支店や支社が権謀術数が渦巻くような職場がありました。


そうしたケースでは、支店や支社のトップだけが悪いのではなく、元は企業全体のトップが腐っているからなんだと、ドラッカーは述べているのですね。



ドラッカーは「組織の文化は、トップマネジメントから形成されていく。」と言っています。


だからよく巷で言われる「トップは偉い人だけど、幹部が良くないのばかりだからね」というのは間違いだということですね。




そしてドラッカーは人格真摯(しんし)さを非常に重視しています。  



 人格や真摯さに欠ける者は、いかに知識があり才気があり仕事ができようとも、組織を腐敗させる。


 企業にとって、最も価値ある資源たる人材を台なしにする。組織文化を破壊する。業績を低下させる。




ドラッカーは「人格はごまかしがきかない。」と言っています。


また「人格は習得できない。仕事に就いたときにもっていなければ、そのあとで身につけることはできない。」と厳しいことを言っています。



それゆえ、人を採用するときには「真摯さ」の無い人は採用しないようにしなければいけませんね




しかし、人を採用するときはそれで良しとしても、トップに人格が足りない場合、ドラッカーのように「習得できない」では身も蓋もありません。


私はドラッカーさんとは違い「人格は習得できる」と考えています。


当然、一朝一夕には習得できるものではありません。


じっくりと時間をかけて、5年、10年と自分を高め、器を大きくしていくのです。


結構、先の長い作業のように思えますが、70歳まで働くような時代です。今からでも、じっくりと人格を高めて遅いことはありません。



そのためには、日頃から良書を読み、「自分のことを考える時間」を短くして、「他の人のためになることを考える時間」を増やすことです。他の人のプラスになる行動をすることです。



ご夫婦で励ましあいながら、一緒に自己研鑽されていくと良いと思います。




夫婦円満、事業繁栄ですね!



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