経営者夫婦の味方 古賀光明です。私の顧問先の社長様が薦めていた本に落合博満元中日ドラゴンズ監督の『采配』があります。読んでみましたら、とても面白い内容でした。
采配 (2011/11/17) 落合博満 商品詳細を見る |
その中で、次のような文章がありました。 それは、
「ミスは叱らない、だが手抜きは叱る」です。
落合監督はミスそのものは叱らないそうです。
どういうときに選手を叱るかというと、手抜きによるミスをしたとき、自分のできることをやらなかった時だそうです。
そして、次のようにも述べておられます。
「注意しなければ気づかないような小さなものでも、「手抜き」を放置するとチームには致命的な穴があく。勝負の世界で私が得た教訓である。」
経営においても参考にできる内容ですね。
皆様の会社でも社員がミスをしたり、失敗したりすることはあるでしょう。
それを全て叱っていると、社員が萎縮して無難な行動しかしない人ばかりになってしまいます。
大事なポイントは、何をしたら叱るか、何をしても叱らないかの軸をしっかりと経営者が持っておくことです。
私が顧問先企業にアドバイスをするときは、必ずそうお話しています。
その時の気分で叱る内容と叱らない内容を選ぶのではなく、「これをしたら叱るよ」というのを明確にしておくことですね。
落合監督の例では「できることをやらなかった時は、人前で叱る」でした。
たとえば貴社でしたら、「決めたことを守らなかったら叱る」とか、「クレームを報告しなかった時に叱る」とかですね。
きちんとした軸をもって、ブレないように叱ってください。
これをフラフラしてしまうと社員も信用しませんし、組織として大きなほころびになる可能性があります。
経営者ご夫婦の価値観に合わせて、会社内では「どんなときに叱るか」をお二人で決めておいてください。
そしてそれを社員へ正確に伝えておくことです。
夫婦円満、商売繁盛!
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